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2019年05月30日(木) 天気:晴れヨンサンハチロクはモノクロ用?レンズ交換式のカメラには,超広角レンズから超望遠レンズまで,さまざまな焦点距離の交換レンズが用意されていることが多い。 最近のレンズ交換式カメラでは,標準レンズではなく,標準ズームレンズというものがセットで売られていることが多い。 1 標準域をはさんで,広角域と望遠域の焦点距離を使える。 2 標準レンズと大差ない大きさ,重さ,価格である。 1963年に発売されたZoom-NIKKOR Auto 43-86mm F3.5は,ニコンからはじめて発売された標準ズームレンズとされている。 面倒なので,こういうことを考えるのは,やめておこう。 ともかく,Zoom-NIKKOR Auto 43-86mm F3.5は,発売当時としては画期的なレンズだった。さほど高価でもなく,さほど大きくもなく,それでいて標準レンズの焦点距離50oをはさんで,広角側と望遠側の焦点距離を使えるレンズだったのである。もっとも,製品に対する不満もいろいろあったようである。たとえば,開放F値がF3.5にすぎず暗いという不満や,短焦点側と長焦点側の焦点距離の比(ズーム比)が2倍程度ではあまり意味がない,とくに広角側がものたりないという不満などである。 ![]() ニコンの43-86mm F3.5のズームレンズは,「ヨンサンハチロク」とよばれる。ヨンサンハチロクは,大きく2つに分類できる。 ![]() Kodak DCS 460, Zoom-NIKKOR Auto 43-86mm F3.5被写体によく日があたり,じゅうぶんなコントラストが得られているせいか,開放で使っているのにアラが目立たない。もちろん,きれいに写っていることは,基本的に喜ばしいことである。 ![]() Kodak DCS 460, Zoom-NIKKOR Auto 43-86mm F3.5半逆光の条件で撮っても,目だって気になるところが見えてこない。きれいに写っていることは喜ばしいことなのだが,正直な気持ちとしては,期待はずれである(2019年2月2日の日記を参照)。 ![]() Kodak DCS 460, Zoom-NIKKOR Auto 43-86mm F3.5これくらい,きっちり写ってくれるなら,モノクロ化してもおもしろいはずだ (2019年5月26日の日記を参照)。 ![]() Kodak DCS 460, Zoom-NIKKOR Auto 43-86mm F3.5ほぼ,期待通りの画像が得られた。Zoom-NIKKOR Auto 43-86mm F3.5が発売された時期は,まだモノクロフィルムも多く使われていたはずだ。モノクロで表現する場合の相性は悪くないはずだ,と思いこんでおくことにしよう。 なお,Kodak DCS 460の撮像素子の大きさは,ライカ判よりもすこし小さいものである。だから,写る範囲は焦点距離をおよそ1.3倍にしたレンズと同等のものとなる。つまり,43-86mmではなく,56-112mmのレンズと同等の使い勝手となる。ヨンサンハチロクを,標準ズームレンズとしてではなく,どちらかというと望遠ズームレンズとして使うことになったわけだ。 |
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