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2025年07月24日(木) 天気:晴Nikon D2HはR72フィルタと相性良好っぽい先日,Nikon D1が,お亡くなりになった。シャッターが動作するにもかかわらず,なにも写らないのである。 R72フィルタを使った撮影には,Nikon D1も具合がよさそうであった(2025年6月15日の日記を参照)。わたしの手元にあるニコンのデジタル一眼レフカメラでは,Nikon D1,Nikon D70,Nikon D2Hという3機種が,これよりあたらしいほかの機種にくらべて,R72フィルタを使った撮影をおこないやすそうだった。これら3機種をいろいろな場面で使いくらべることで,記録画素数が少ない古い機種であるがこれからも活用できる場面を見つけられるかもしれないという期待があったのである。 今日は,Nikon D2Hを持ち出してみた。Nikon D70にくらべると大きく重いのに,記録画素数はより少ない400万画素級である。そのかわり,連写能力はきわめて高い。また,マニュアルフォーカスレンズでも露出計がはたらき,ファインダーの見え具合はとてもよい。Nikon D70のファインダーは,ピントの山も見えるし,明るさもじゅうぶんだが,Nikon D2Hのファインダーを見てしまうと,Nikon D70のファインダーを覗くことが,とても悲しくなる。 よく晴れており,空には少しだけ雲が浮かんでいる状態である。赤外線撮影による高いコントラストが期待できる場面である。これだけ被写体が明るいにもかかわらず,ファインダー内の像はほとんど認識できない。ファインダーの中心には,オートフォーカスの測距点が赤く表示されるのが見え,周辺の情報表示からファインダーの視野の大きさが漠然とわかる程度である。 ![]() Nikon D2H,AF-S VR ZOOM-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED, R72 filter (24mm, ISO 400, AF, AE(F8, 1/3sec))こういう場合は,左目を開いたまま,右目でファインダーを覗く。すると,左目で見える風景と測距点の赤い表示が重なって見える。これによって,写したい範囲の中心を,おおよそであるが見当をつけられる。三脚などでカメラを固定し,R72フィルタをつけはずししないかぎり,どれくらいの範囲が写るかをきちんと確認することはできない。しかし,ライカ判で35mmから50mmくらいのいわゆる標準レンズ近辺のものを使う場合は,ファインダー内の像と直接に目で見える像は,大きさの差があまり目立たないと感じている。厳密なフレーミングはできなくても,思った以上に間違えることもないのである。 ![]() Nikon D2H,AF-S VR ZOOM-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED, R72 filter (62mm, ISO 800, AF, AE(F8, 1/15sec))ところでAEについては,極端に不適正な結果が出ることはない。ほぼ,期待通りの結果が得られているといえる。オートフォーカスについては,やや甘さを感じる面はあるが,そこそこ引き伸ばさないと目立たない程度に思えるから,実用的だと考えてよいだろう。 ![]() Nikon D2H,AF-S VR ZOOM-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED, R72 filter (65mm, ISO 800, AF, AE(F8, 1/20sec)) |
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