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2024年06月11日(火) 天気:晴夕日とNikon D2Hの魅力デジタルカメラは発売されて以後,とにかく撮像素子の画素数が増えていった。コンパクトデジタルカメラともよばれる,レンズ固定式のデジタルカメラの場合,画素数はおおまかに,35万画素,80万画素,100万画素,140万画素,200万画素という具合に増えていった。100万画素をこえるとL判サイズ,600万画素をこえると四つ切サイズのプリントに耐えられるようになる。 ![]() Nikon D2Hが発売されたころには,1000万画素をこえる画素数の画像を記録するデジタル一眼レフカメラがすでに発売されていた。コンパクトデジタルカメラで使われている撮像素子の画素数も,300万画素くらいのものが一般的になっていた。なかには400万画素や500万画素のものもあるが,「画質のためには画素数よりも階調が重要」として,「画素数が少ないほど1つ1つの画素が大きく,階調の面で有利である」という評価も見られるようになっっていた。 デジタルカメラの撮像素子としては,当初はCCDタイプのものが使われていた。その後,CMOSタイプのものが主流になってきた。それらに対してNikon D2Hでは,これらとは異なるしくみをもったLBCASTという名称の撮像素子が使われていた。このことに興味があって,CMOSタイプの撮像素子を使っているNikon D2Xと簡単な撮りくらべをしてみたが,とくに違いがわからなかった(2021年8月28日の日記を参照)。どんな撮像素子を使おうとも,適切な画像になるようにうまく調整されているはずだから,かなり厳密に比較しないと差が出るはずもない。それはじゅうぶんに予想できていても,なんとなく自分の目で確認してみたかっただけである。 まず,ふつうの被写体をふつうに撮っても,とくに大きな問題点や特徴などは見えてこない。モニタに表示させた画像を拡大していくとシャープさが足りないような気もするが,それは撮像素子ではなくレンズの問題であり,そもそも400万画素という画素数に大きな期待をしてはいけないのである。 ![]() Nikon D2H, AF-S DX VR Zoom-Nikkor 18-200mm F3.5-5.6G IF-EDここでは,左側のピンク色の花にピントをあわせて黄色の花を前ボケにする方法もあるが,手前にある黄色い花にピントをあわせるほうが,花のついていない枝が目立たなくなるのが都合よいと判断した。 ![]() Nikon D2H, AF-S DX VR Zoom-Nikkor 18-200mm F3.5-5.6G IF-EDここまで,カメラまかせでJPEG画像を出力させているが,ごく自然なあっさりした画像になっている。そこで,RAWデータとして記録したファイルを使い,ソフトウェアでいろいろと試行錯誤した。夕方のこってりした光線の雰囲気を出そうと思えば,少しばかりわざとらしくなってしまってでも,色を誇張するようにしたほうがおもしろい。ただ,こういう誇張は,FUJIやKodakのデジタルカメラのほうがおこないやすいと感じる。もしかするとそれは,単に,慣れの問題があるのかもしれないが。 ![]() Nikon D2H, AF-S DX VR Zoom-Nikkor 18-200mm F3.5-5.6G IF-ED梅雨入りの時期は,年によって大きく異なる場合もあるが,広島では6月上旬であることが多い。一昨日は雨が降ったが,まだ梅雨入りという雰囲気ではなく,今日はよく晴れている。「さつき晴れ」という言葉は,「5月の晴れの日」を意味するが,本来は旧暦の5月をさす。ちょうどいまの時期なので,「今日は,さつき晴れだ」といってもよさそうであるが,実際には「梅雨の合間の晴れ」をさすべき言葉とのことである。まだ,梅雨入りしていないので,今日の晴れを「さつき晴れ」とよんではいけないのかもしれない。 ![]() Nikon D2H, AF-S DX VR Zoom-Nikkor 18-200mm F3.5-5.6G IF-ED撮影時の露出やホワイトバランスをオートにしているとあっさりした色になってしまうので,これもRawTherapeeで調整している。 ![]() Nikon D2H, AF-S DX VR Zoom-Nikkor 18-200mm F3.5-5.6G IF-EDオープンカフェの店頭につみあげられた柑橘類の実も,西日を受けて実際以上に赤味を帯びて見せてみたいものである。 ![]() Nikon D2H, AF-S DX VR Zoom-Nikkor 18-200mm F3.5-5.6G IF-EDところで,Nikon D2Hの特徴は,なによりもその連写性能である。カメラを構えたときの左側にある動作モードダイアルをCHにすると高速連続撮影モードになり,毎秒8コマで40コマまでの連写が可能になる。これを撮ったとき,きまぐれで動作モードダイアルをCHにしていた。気持ちよく連続撮影がおこなわれ,シルエットになっている人の足のさまざまな表情が写ってくれた。 また,Nikon D2Hは,それなりに重いカメラである。だから,いつも携帯しておこうという気になることは,まずありえない。しかし,望遠レンズを使い高速連続撮影をするときには,その重さによってカメラが安定するというメリットがある。三脚はカメラを固定するのが目的だから,財力と体力が許すかぎり大きく重いものを選ぶべきだと考えているが,カメラ本体も同じように考えてもいいかもしれない。しかしながら,小さく軽いカメラにもそれ相応の捨てがたい魅力がある。それは,決して無視することのできない,重要な事実である。 |
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