撮影日記 |
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2024年04月02日(火) 天気:曇満を持しての2台目Kodak DCS Pro 14nKodak DCS Pro 14nのシャッターが動作しなくなったが,コダックではすでに修理などのサポートをしていないようである。Kodak DCS Pro 14nはカメラの部分がNikon F80に相当するものになっているとはいえ,ニコンでも修理などのサポートはしていないとのことだから,少なくとも純正の修理サービスは受けられないことになる。つまり,寿命がきたものとあきらめざるをえない。 長いあいだ,使わずに放置していたので,まずは撮像素子面をエアダスターなどで掃除し,目立つ大きなゴミだけでも取り除いておく。そして,試し撮りをする。使うレンズは,まず,AF Zoom-NIKKOR 28-100mm F3.5-5.6Gである。 Kodak DCS Pro 14n, AF Zoom-NIKKOR 28-100mm F3.5-5.6Gサクラはすっかり開花が進んでいる。この週末には,満開になるだろう。 Kodak DCS Pro 14n, AF Zoom-NIKKOR 28-100mm F3.5-5.6GAF Zoom-NIKKOR 28-100mm F3.5-5.6Gは,古いキットレンズである。したがってこのレンズの写りについて語るのは,まったくもっていまさらながらである。それでもあらためて語っておきたいのは,広角側も望遠側も安定した写りを見せてくれることは,見直されてもよいだろう,ということである。最新のレンズのように激しく解像するわけでもないから,パーソナルコンピュータのディスプレイで大きく拡大して見るには少し物足りないかもしれない。また,広角時の周辺部の描写は,さすがに少しばかり不安である。それでも,ほどほどのサイズにして写真として眺める分には,大きな問題は感じない。廉価でコンパクトなレンズに,これ以上を求める必要はないというレベルは維持していると思う。 今日のKodak DCS Pro 14nは,長いあいだ使わずにいたものだから,もしかするときちんと写らないかもしれない。満開に近い,今日のサクラを撮り逃すことになるのは惜しい。そこで,確実に撮っておくために,カメラをもう1台用意していた。Kodak DCS 460である。こちらも,しばらく使っていなかったが,先日,まだきちんと撮れることを確認したばかりであるから問題はないはずである(2024年3月28日の日記を参照)。 Kodak DCS 460では,AF DX Micro-NIKKOR 40mm F2.8Gを使う。このレンズは,いわゆるAPS-Cサイズの撮像素子を持つデジタル一眼レフカメラ用のレンズである。Kodak DCS 460の撮像素子は,APS-Cサイズよりは一回り大きいが,AF DX Micro-NIKKOR 40mm F2.8Gは,無限遠くらいの遠くの被写体を撮る場合でもなければ,ケラレの影響はほとんど感じない。 Kodak DCS 460, AF DX Micro-NIKKOR 40mm F2.8Gサクラの花は,開花するとかなり白っぽい色になる。しかし,開花直前くらいの濃いピンク色も魅力的である。Kodak DCS 460で撮ると,どうしてもそのように赤みを帯びた色に調整してしまいがちであるが,これくらいのほうがイメージとしてのサクラらしくてよいのではないだろうかと,勝手に納得しておくことにする。 Kodak DCS Pro 14n, AF DX Micro-NIKKOR 40mm F2.8G超広角レンズを超広角レンズとして使えるのが,ライカ判サイズの撮像素子をもつデジタルカメラの魅力である。 Kodak DCS Pro 14n, SIGMA AF 14mm F3.5ともあれ,長いあいだ保管(放置ともいう)していた2台目のKodak DCS Pro 14nは,とりあえずいまのところは問題なく使用できることが確認できたのであった。まだ,しばらくはこのカメラで楽しめそうであるが,油断はならない。 |
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