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2019年12月26日(木) 天気:雨2019年にお迎えしたレンズたち今日は,部分日食が予報されていたが,あいにくの雨だ。太陽の姿は,厚い雲にさえぎられて,まったく見えない。前回の日食は今年の1月6日だったので,1年のうちに2回も日食を見ることができることになっていたのだが,残念である。 今年も,いろいろなカメラやレンズをお迎えした。そのおもなものについて,振り返ってみよう。 1月および2月は,カメラやレンズを1つも買うことはなかった。今年はじめてレンズを買ったのは,3月になってから,「カメラのキタムラ」でのことである。買ったものは,ニコンの(いわゆるAPS-Cサイズの撮像素子をもつ)デジタル一眼レフカメラ専用のレンズ,AF-S DX VR Zoom-Nikkor 18-200mm F3.5-5.6G IF-EDである。 ![]() このレンズは2005年に発売されたものなので,ずいぶんと型の古いものとなる。「難あり」品ということで,とても安価な値段がつけられていた。「難あり」の内容としては,最短撮影距離付近で,ピントリングがひっかかるということである。それでも使っているうちに,ひっかかりもなくなってきた。しかしながらが,VR(手振れ補正)機構は故障しているようである。インターネット上でこのレンズの中古品を眺めてみると,ピントリングにひっかかりが生じることやVR機構が故障しているものがとても多いことに気がつく。これらの症状は,このレンズでは頻発するようだ。もし,このレンズの購入を考えている人があれば,この点には気をつけたほうがよい。これらの問題点があるわりには,強気な価格がつけられていることが多く感じる。私の購入価格は幸い,かなり弱気なものだったので,文句は言わないことにする。 8月には,久しぶりに,中古品ではない新品のレンズ,AF-S DX Micro-NIKKOR 40mm F2.8Gを「ヨドバシカメラ」で購入した。これも,ニコンの(いわゆるAPS-Cサイズの撮像素子をもつ)デジタル一眼レフカメラ専用のレンズである。ちょうど,このレンズを購入できるだけのポイントがたまっていたのである。 ![]() このレンズは,いわゆるAPS-Cサイズの撮像素子をもつデジタル一眼レフカメラ専用のレンズであり,イメージサークル(良好な像を結ぶことができる範囲)がライカ判の画面サイズをカバーできない。画面の四隅が,ケラレるのである。しかし,ライカ判サイズのカメラにつけてよく眺めてみると,近接撮影時(おおむね0.4m)であれば,四隅のケラレが感じられない。また,ケラレる場合でも,ケラレる直前まで,像が大きく乱れるようすも見られない。このレンズは,近接撮影時には前玉が大きく前に出てくるが,遠距離撮影時には鏡胴の奥のほうにひっこんでしまう。どうやら,そのために鏡胴の縁でケラレているのだろう。四隅の画質が極端に悪化するわけではなさそうである。少なくとも,一般的な標準レンズや広角レンズで撮影できる範囲よりも近距離で撮影するときには,ライカ判のカメラでもじゅうぶんに使えそうだ。 心の中では,「もう,いわゆるAPS-Cサイズの撮像素子をもつデジタル一眼レフカメラ専用のレンズは買わない」と思っていても,おもしろそうで,実用になりそうで,安価なレンズを知ってしまうと,その決心もゆらぐというものだ。 |
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