撮影日記


2019年07月08日(月) 天気:曇一時小雨

謎のマミヤセコール

先月末,友人から,まとまった量のカメラやレンズを格安にてゆずっていただいた。
 そのなかに,含まれていたレンズに,よくわからないものがあった。

Mamiya-sekorの135mm F2.8レンズである。そのスペックや大きさなどから,35o判(ライカ判)サイズの一眼レフカメラ用交換レンズであることは,想像できる。しかし,対応するボディがなになのか,わからない。

マミヤが発売していた35o判一眼レフカメラでは,じつにさまざまな種類のレンズマウントが採用されていた(2010年9月2日の日記を参照)。このうち,どのボディに対応するレンズであろうか。
 マウントは,ごくシンプルな形状の3本爪のバヨネット式である。したがって,一般的なM42マウントを採用したTLシリーズ(Mamiya/sekor 1000TLなど)用や,TTL開放測光を実現するために位置規制ピンを設けたM42マウントを採用したSXシリーズ(Mamiya DSX 1000など)用のレンズではない。
 また,電気接点がないので,ZEシリーズ(Mamiya ZE-Xなど)用でないこともすぐにわかる。ZEシリーズ用と形状は共通しているMamiya NC1000s用でもない。

あらためてレンズを眺めれば,「Mamiya-sekor FC」という表記があることに気がついた。FCレンズならば,初期のプリズマット用だ。しかし,プリズマットには,NPとWPとCPの3機種があり,しかもすべてマウントが異なる。そのうちプリズマットCPは,M42マウントだからこのレンズは違う。プリズマットNP用であれば,Exaktaと互換性のあるマウントだが,このレンズは自動絞りなので,それも違う。つまり,Mamiya PRISMAT WP用の交換レンズである,ということがようやくわかった。

しかし私は,Mamiya PRISMAT WPが売られているのを見た記憶がない。
 よい出会いは,なかなか訪れないかもしれないが,そのときがくるまで,たいせつに保管しておくことにしよう。


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