撮影日記 |
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2018年08月17日(金) 天気:晴ミノルタAFレンズをSONY αNEX-C3で使うかつてミノルタは,一眼レフカメラを発売するおもなブランドの1つだった。とくに,1985年に発売されたMINOLTA α-7000をきっかけにオートフォーカスの一眼レフカメラが一般的なものになったということは,歴史的に重要なことである。 SONYは,従来のαシリーズのレンズを利用するディジタル一眼レフカメラのほかに,あたらしいシステムも投入した。2010年に発売されたSONY α NEX-3にはじまる,いわゆる「ミラーレス」カメラのシリーズである。このシステムは,あたらしいEマウントを採用したが,従来のαシリーズ用のレンズをオートフォーカスでも利用できるマウントアダプタも用意されていた。 先日,αシリーズ用のレンズ,MINOLTA AF 50mm F3.5 MACROを入手した(2018年3月20日の日記を参照)。すると,それに利用できるテレコンバータやエクステンションチューブが送られてきた(2018年6月23日の日記を参照)。MINOLTA AF 50mm F3.5 MACROは,インテリジェントカードシステムで楽しむために購入したものであるが,テレコンバータなどオプション類が充実してくると,もっと手軽に楽しみたくなる。 オートフォーカスには連動しておらず,絞りはマウントアダプタに設けられたレバーを使って設定するようになっている。絞り優先AEで使用できるが,自動絞りではないので,絞り込み測光になる。そのかわり,安いということだ。使ってみたいレンズはMINOLTA AF 50mm F3.5 MACROなので,むしろマニュアル操作になるほうが都合がよいかもしれない。 SONY α NEX-C3, MINOLTA AF 50mm F3.5 MACROSONY α NEX-C3は,液晶モニタを動かすことができるので,低い位置にある被写体を撮るときに,無理な姿勢をしなくてもよいのは好都合だ。液晶モニタは拡大表示させられるので,厳密にピントあわせをするのに役立ちそうである。また,液晶モニタの反応は,Nikon D5000のライブビュー表示よりは速く感じる。SONY α NEX-C3には光学ファインダーがないので,液晶モニタの性能には配慮がなされているのだろう。 SONY α NEX-C3, MINOLTA AF 50mm F3.5 MACRO, KENKO TELEPLUS SHQ x1.5だが,実際に使ってみると,期待したほどではない。たしかに大きく表示されるが,必ずしもピントの山がよく見えるというわけでもない。いや,正確に拡大されすぎて,かえって厳密にはピントがあっていないことがわかりすぎるのだろうか。 SONY α NEX-C3, MINOLTA AF 50mm F3.5 MACRO, KENKO Extension Tube 36mmさて,ディジタルカメラでMINOLTA AF 50mm F3.5 MACROを使ってみたところ,ボケの美しさはTAMRON SP 90mm F2.5ほどではなく,シャープさはMicro-NIKKORほどではない,という印象を受けた。これは,よく言えば「美しいボケとシャープさのいいとこどり」だが,悪く言えば「どっちつかずの中途半端」となる。 SONY α NEX-C3, MINOLTA AF 50mm F3.5 MACRO, KENKO Extension Tube 36mmもうしばらく,いろいろ試してみることにしよう。そのうち,秋の花や紅葉の時期がやってくる。 |
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