撮影日記 |
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2018年04月05日(木) 天気:晴れファンタジーカードでチューリップを撮るミノルタαシステムのファンの方や,製造や販売等にかかわってこられた方には,たいへん申し訳ない。私はこれまで,ミノルタのαシステムにあまり深い関心をもっていなかった。 しかし,お手軽に入手できるチャンスにめぐりあえば,話は異なる。大阪の八百富写真機店にあった「インテリジェントカード」のうち,すでに入手しているカメラにない機能として「ファンタジー」を選んで購入した(2018年3月13日の日記を参照)。長時間露光をしながら,自動的にピントをずらすことで,ソフト効果や露光中ズーミング効果を与えるという。多重露出機能を使えばできる撮り方であるが,それを自動的にカメラがおこなってくれるというわけだ。 Nikon FM, Ai Micro-NIKKOR 200mm F4, EBXピントをあわせた状態とぼかした状態で二重露光した(2014年7月24日の日記を参照)。
FUJI FinePix S2Pro, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED長時間露光中にズームリングを操作した(2015年11月6日の日記を参照)。インテリジェントカードの「ファンタジー」による動作は,ほかに入手しているカメラには用意されていないものである。「ファンタジー」での撮影をしたいならば,ミノルタαのインテリジェント対応機種を使わなければならない。つまり,ミノルタαを使う,強い理由になるのである。この機能をもっと使うために,ミノルタ純正の単焦点レンズを入手しておくことにした(2018年3月20日の日記を参照)。 MINOLTA α-7xi, AF 50mm F3.5 MACRO, Konica 10050mm F3.5というスペックは,じつに無理のない描写につながっているのだろう。いわゆる望遠マクロレンズではないので,大きなボケは期待できないが,ピントのあったところはシャープに写り,背景はすなおにボケている。 MINOLTA α-7xi, AF 50mm F3.5 MACRO, Fantasy card, Konica 100いわゆる標準系のマクロレンズには,どちらかというと硬質な描写をする印象がある。だからこそ,「ファンタジー」カードによる,ソフト効果に期待したいところだ。しかしこの構図では,ソフト効果はほとんど感じられることはなく,露光中ズーミング効果ばかりが目立つものになっている。 MINOLTA α-7xi, AF 50mm F3.5 MACRO, Konica 100画面の中心部付近に明るい部分が少なければ,露光中ズーミング効果よりもソフトフォーカス効果が目立つことになりそうだ。 MINOLTA α-7xi, AF 50mm F3.5 MACRO, Fantasy card, Konica 100近年に発売されたそれなりのクラスのカメラには,品質や性能の面で「使い物にならない」と思える機種は,ほとんどない。セット販売される,いわゆる標準ズームレンズを使っているかぎりでは,機能の面でもレンズの描写の面でも大差はない。ミノルタの「インテリジェントカードシステム」は,「ファンタジー」というほかにはない機能が用意されていることから,「どうしてもそれを使いたい」という人に対しては,強いアピールができている。もっとも,「ファンタジー」を頻繁に使いたくなる人が何人くらいいるのか,それはまったく見当がつなかいことであるが。 |
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