撮影日記


2025年08月13日(水) 天気:晴

大阪市立中央図書館で「写真工業」を閲覧する

広島から新幹線を利用する場合,茅ヶ崎は微妙に訪れにくいところである(2025年4月27日の日記を参照)。では,マイカーで訪れるとすると,かなり遠いと感じるところである。たとえば,NEXCO西日本のWebサイトにあるルート検索(*1)を利用すると,広島IC(山陽道)から茅ヶ崎海岸IC(新湘南バイパス)までの距離はおよそ760kmあり,予測される所要時間はおよそ8時間となっている。いま使っているクルマは,もっぱら高速道をおとなしく走行するならばいわゆる燃費は15km/Lくらいになるのでガソリンを50リットルは使うことになる。ガソリンを満タンで出発しても,予期せぬ渋滞等に巻き込まれた場合など,ガソリンにあまり余裕がないので不安になる。高速道路上でのガソリンの価格は,街なかのガソリンスタンドよりも割高なものになっていることも含めて,高速道路上でガソリンの残量を気にかけるような状況になりたくない。また,予測される所要時間の8時間には,食事など休憩のための時間は含まれていないので,もっと時間がかかることになる。そこで,実際には大阪にある家でじゅうぶんな休憩をとったうえで,広島から茅ヶ崎までマイカーで訪れることにした。広島から茅ヶ崎まで一気に向かうとすれば,名神/新名神高速,東名/新東名高速を経由することになるのが一般的である。しかし,家のある場所の都合で,西名阪道,東名阪道などを経て,東名/新東名高速に至ることになる。そのようにして,「山の日」を含む3連休に,茅ケ崎を訪れてきた。そして,東京駅まで足を延ばして,いろいろと用事をすましてきた。

Panasonic LUMIX DMC-FX07

帰路も,広島まで直接にはもどらず,大阪にある家にしばらく滞在することにした。
 長距離を移動する疲れをとるための意味もあるが,2006年ごろの「写真工業」誌あるいは「アサヒカメラ」誌を閲覧する必要があったためでもある。国立国会図書館デジタルコレクションでは「写真工業」も「アサヒカメラ」も,閲覧の扱いは「国立国会図書館内限定」であり「送信サービス」には対応していないので,自宅等では閲覧できない。また,デジタルコレクションで検索対象になっているのはどちらも2000年までの号だけのようである。したがって,どこか現物を収蔵している図書館に行って閲覧するしかない。広島市内だと,広島県立図書館で「アサヒカメラ」を閲覧できるようであるが,「写真工業」は閲覧できない。大阪市立中央図書館ならば「写真工業」を閲覧できるようなので,「アサヒカメラ」は広島にもどってから閲覧することでよいとし,大阪に滞在しているうちに「写真工業」の該当号だけでも閲覧しにいくことにした。
 国立国会図書館デジタルコレクションのなにが便利かといえば,自宅にいながらさまざまな資料を閲覧できることがいちばんであるが,それ以上に全文検索に対応していることが重宝する。たとえ該当記事の閲覧には制限がかかっていたとしても,どのページのなんという記事に求めているものがありそうか,見当をつけられるのである。ところが「写真工業」も「アサヒカメラ」も,国立国会図書館デジタルコレクションで検索できるのは2000年までの号だけなので,別の方法で必要そうな記事のある号をさがさねばならない。
 このようなときには,JCIIライブラリーの蔵書検索(*2)が利用できる。これを利用して「写真工業」の該当号を見つけ出し,大阪市立中央図書館で閲覧して,必要な記事を入手することができた。

PENTAX K100D, SMC PENTAX-M Zoom 28-50mm F3.5-4.5

先週(2025年8月6日の日記を参照)に続いて,今日もPENTAX K100Dを持ち歩いてみた。三脚を用意していないので,SMC PENTAX REFLEX-ZOOM 400-600mm F8-12は使わない。SMC PENTAX-M Zoom 28-50mm F3.5-4.5というコンパクトなレンズを使用する。ライカ判で使うならば,じゅうぶんな広角レンズの効果を楽しめる28mmからいわゆる標準レンズである50mmまでをカバーする。ただし今日は,撮像素子がいわゆるAPS-CサイズのPENTAX K100Dで使用するのでやや長めの標準レンズとして使うことになる。それでも広角側だと,ライカ判で40mmレンズを使うときに相当する範囲を写しこめる。広角すぎないので,無造作に撮っても,画面が散漫になってしまいにくいといえる。このくらいの範囲が写るレンズは,やはりなにかと使いやすいものである。太陽はすっかり低くなってきたが,まだまだ屋外は暑い。図書館内も,ここまで乗ってきた地下鉄車内もよく冷えていたので,この暑さはほんとうに厳しいものに感じてしまう。

PENTAX K100D, SMC PENTAX-M Zoom 28-50mm F3.5-4.5

*1 高速料金・ルート検索(西日本高速道路株式会社)
https://search.w-nexco.co.jp/

*2 JCIIライブラリー(日本カメラ博物館)
https://www.jcii-cameramuseum.jp/library/

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