2024年08月15日(木) 天気:晴一時雨
ローライフレックスでの撮影をあきらめる
今日も朝から晴れているが,午後には雷の音が聞こえ,少し雨も降った。そのせいか夜は少し,涼しく感じる。それでもじゅうぶんに,暑いのではあるが。
この夏休みには,久しぶりにROLLEIFLEX Automatを使ってみようと考えた。
大阪市内には,四天王寺から南へ向かう庚申街道という古い街道が残っている。もちろん,古来のルートをそのままたどれるわけではなく,古い町並みが残っているわけでもないが,それでも古い地図と対応させて歩いてみるのはおもしろそうである。その庚申街道とされる道は,家の近所を通り,「はりみち」の道標のところも通ってさらに続いていく。そのようなルートであるから,なにか撮りたくなるものがあるのではないかと期待するのである。そのように,お散歩しながらの撮影には,二眼レフカメラが似合うと思っている。一眼レフカメラにせよ,ビューファインダーカメラにせよ,撮るためにはわざわざカメラを持ち上げて構える必要がある。しかし二眼レフカメラならば,ネックストラップでぶら下げたまま,下を向いて撮ることができる。そういう意味では,ウエストレベルファインダーの使える一眼レフカメラでもよいのだが,1本のフィルムで撮れる枚数が手ごろな,6×6判の二眼レフカメラがちょうどよいと感じる。中判一眼レフカメラにくらべて軽いのもいい。ROLLEIFLEXにはいろいろな機種があるが,このAutomatというモデルは,第二次世界大戦直後くらいのモデルである。F3.5のTessarの描写が,悪いはずもない。
この機種の大きな特徴として,フィルムを装填しクランクを巻き上げていけば,自動的に1コマ目で止まって撮影がはじめられる「オートマット機構」をそなえている点がある。このカメラで使う120ロールフィルム(いわゆるブローニーフィルム)は,遮光性の紙が巻かれていて,途中からフィルムが貼り付けられている。フィルムの裏にこの遮光性の紙が位置することから,この紙は裏紙とよばれている。フィルムが貼りつけられているところで,厚さが変わるわけで,その変化からフィルムのはじまる位置を検知するしくみである。ところが,撮影のためにフィルムを装填しようとしたところ,その検知機構がうまくはたらかない。
ROLLEIFLEXでの撮影は,あきらめることにした。
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