撮影日記


2024年06月23日(日) 天気:大雨警報

ようやく梅雨入り

昨日,中国地方が梅雨入りしたとみられるという発表が報じられた。ようやく梅雨入りしたという感じであるが,これでも,1951年以降で3番目の遅さだという。たしかに平年より16日遅いとのことだが,もっと遅い年もあったということである。そして,梅雨入りしていきなり,今日は大雨警報が発令されている。梅雨入りが遅かったせいか,本来であれば梅雨の時期にちょっとずつ降るべきだったのかもしれない雨が,一気に降ったのかと思ってしまう。
 最近,ふと思い立って,しばらく使っていなかったデジタルカメラの動作チェックをしている。晴天の日に撮ったなら,どんなカメラであってもそこそこきれいに写るものである。

TOSHIBA Allegretto PDR-2

これを撮ったアレグレットPDR-2は,30万画素級の撮像素子を使っているデジタルカメラで,1997年に東芝から発売されたものである。固定焦点式でピント調整はできず,撮った画像を確認する液晶モニタも,暗いところでの撮影を補助するフラッシュも内蔵されていない。それを補うかのように,内蔵されているメカニカルシャッターは1/8秒までの比較的長時間の露光に対応しているが,カメラに三脚を取りつけるネジ穴がないのでは,その性能を十分に生かし切れるようには思えない。一方で,デジタルカメラの撮像素子としてはCCDタイプのものばかりが使われていた時代に,はじめてCMOSタイプの撮像素子を採用し,それによって消費電力が低減したことをアピールしている。たしかにこのころのデジタルカメラでは,電池のもち具合は大きな問題だったから,アピールポイントとしては正しいだろう。

そして,カメラの裏蓋がPCカード型になっているので,PCカードスロットのあるパーソナルコンピュータにそのまま接続して画像データの転送ができるという点が,大きな魅力に思えたものである。個人の感想であるが,カメラとしては少々ちぐはぐであるが,パーソナルコンピュータの周辺機器だと考えれば,時代にマッチしたとてもすぐれたものだったのではないだろうか。


← 前のページ もくじ 次のページ →