撮影日記


2020年10月24日(土) 天気:はれ

富士フイルムX-T10はRVPの雰囲気

いつのまにか,10月ももう下旬である。そこらへんじゅうで,コスモスが咲きはじめてきた。FUJIFILM X-T10の試し撮りを続けることにしよう。
 カメラを構えたときに右手親指の位置にあるダイアルを軽く押すと,EVFの表示が拡大される。それによって,ピントあわせが容易になる。これは,光学式ファインダーの一眼レフカメラにはできない,EVFの大きなアドバンテージといえる。

FUJI X-T10, 7artisans 25mm F1.8

この青空には,いかにもベルビアで撮りました,と言いたくなるような雰囲気がある。FUJIFILM X-T10のVividモードは,やはりRVPを意識したものなのだろうと思われる。

FUJI X-T10, 7artisans 25mm F1.8

順光で適正に撮れば,こんどはプロビアのような雰囲気がある。これらの発色の傾向は,必ずしも好みに合致しているわけではないが,使い続けていけばそれなりに楽しめそうな予感がする。ただ,このレンズの後ボケは,少々わずらわしい。
 それに対して前ボケは,まあふつうに問題なく活かせそうである。

FUJI X-T10, 7artisans 25mm F1.8

植木鉢に植えているお茶の木が,いつのまにか花をたくさんつけていた。短く刈り込んでしまったために花がものすごく低い位置にしか咲いておらず,ずっと気がつかずにいたものである。
 ローアングルの撮影では,チルト液晶が活躍する。これも,例のダイアルを軽く押すと表示が拡大され,ピントあわせが容易になる。

FUJI X-T10, 7artisans 25mm F1.8

TAMRON SP 90mm F2.5との相性も,問題なさそうである。ただ,FUJIFILM X-T10がかなりコンパクトに感じるカメラであり,そこにマウントアダプタをつけたうえに大きなレンズを取りつけることになるので,見た目がアンバランスになってしまうのはしかたないか。

FUJI X-T10, TAMRON SP 90mm F2.5 (52B)

そうなると,FUJIFILM純正の交換レンズも,いろいろと試したくなってくるのであった。


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