撮影日記 |
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2019年09月02日(月) 天気:雨のち曇印画紙での撮影は曇りの日がよい?デジタルカメラに関して,センサのサイズは関係ない!という主張をする人を見かけることがある。撮像素子がライカ判サイズであろうと,いわゆるAPS-Cサイズであろうと,画素数に差がなければ問題ないという発想なのであろう。 一昨日は,ひさしぶりに四切1/2(6インチ×10インチ)判の組立暗箱を用意した。 静かな住宅地のなかに,大正時代にもうけられた道標が残っている。 いつものように,ここを通る人は多くない。ただ,早朝ではなく午後のこと,まったく誰も通らないわけではない。通行の邪魔にならないようにできるだけ隅に三脚を立てたいが,一方で家屋の入り口などをふさがないようにも配慮しなければならない。こんな場所で黒い冠布をかぶっていたら(冠布は,黒いほうを内側にしてかぶるのが正しい使い方であるが,赤を外にすると必要以上に目立ってしまいそうなので躊躇するのである),不審者と思われてもしかたない。 被写体にする道標は,すぐ近くにもう1つある。 いかにも雨が降り出しそうな空模様で,明るさはじゅうぶんにあるが,日ざしがない。光がよく回りこんでおり,コントラストがなさそうな状況である。いっぽうで,印画紙での撮影は,フィルムでの撮影にくらべて硬調になりがちなので,これくらいのほうがよいのかもしれない。 そして,今夜,これを現像した。 |
印画紙のカブリやたわみもなく,現像のムラもない。こんどは,うまくいったようだ。 |
ポストのところで撮った1枚目のほうは,もう少し近づいて撮るべきだったか。しかしこれ以上近づくと,往来の妨げになる。せめて,180mmレンズではなく210mmレンズがよかった。このときは,180mmレンズしか用意していなかったのである。 |
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