撮影日記


2019年05月04日(土) 天気:晴

FUJIX DS-300 バッテリーの詰め替え いざ山口へ

世間では「とても長期間の10連休」という具合に話題になっていたが,実際のところ10連休というのは,たいして長いものではない。さまざまな予定をこなしていると,もう終盤である。

山口の「中原中也記念館」を訪れたところ,今日はたまたま「無料開館日」ということになっていた。

無料というのはありがたいが,そもそもの入館料は一般でも320円である(*1)。すぐ近くに住んでいるのならばともかく,「無料」というだけの理由で,わざわざ訪れたわけではないことは,ご理解いただけるものと思う。
 前回,訪れたときの企画展は,「文士の肖像−−林忠彦写真展」(*2)だった。この展示は,以前,日比谷図書館で見た「林忠彦写真展―日本の作家109人の顔」を再構成したもののようである(2014年1月25日の日記を参照)。中原中也記念館での展示はごく小規模なものであったが,実際には何回に分けて展示がおこなわれたようだ。
 そのときにくらべて今日は,訪れている人が多いような気がした。今日の企画展は,「沸騰する精神――詩人・上田敏雄」というものである。文学好きな人にとっては,林忠彦写真展よりも魅力的な企画だったということだろうか。あるいは今日が,よく晴れたいわゆる行楽日和の休日だからであろうか。

FUJIX DS-300

お昼近くの高い光線でも,葉をほどよく透過光で見せてくれたり,ほどよく影を落としてくれたりする光線の具合は,好きである。

FUJIX DS-300

この連休中には,FUJIX DS-300の試し撮りをあちらこちらでしてみようと考えていた。
 連休前に動作を確認しようと電源をONにしたところ,バッテリーパックの充電が切れていた。そこで充電しようとするが,本来のバッテリーパックを充電するための充電器をもっていないのである。そのままでは充電できないので,Canon EOS 10D用バッテリーパックの充電器を利用する方法に,再改造である(2018年5月30日の日記を参照)。

個人的には,ビューファインダー式のカメラで撮るのは,やはり苦手だ。ずっと以前にKiev 4mを購入したころは(1998年10月12日の日記を参照),うれしがっていろいろ撮っていたものの,結局,自分の撮影スタイルには似合わなかったようである。

FUJIX DS-300

FUJIX DS-300を使ってみたところ,AEまかせではややハイキーに写るように感じたので,つねに-0.6EVの露出補正をかけて使うようにしてみた。

FUJIX DS-300

それでも,ハイライト部が白飛びしてしまいやすいようだ。このころのデジタルカメラでは,普通のことだったように思う。

FUJIX DS-300

内蔵されている3倍ズームレンズは,使いやすい焦点距離域をカバーしているが,被写体によってはどうしても,歪曲が気になることがある。

足湯を何箇所かはしごし,疲れをとりながら,街を散策した。連休の最後に,ようやくのんびりできた,そんな気分である。

*1 ご利用案内  (中原中也記念館)
http://www.chuyakan.jp/user-guide/

*2 展示の記録(過去の展示記録(平成30年))  (中原中也記念館)
http://www.chuyakan.jp/collection-search/tenji_kikaku.html


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