撮影日記


2019年04月20日(土) 天気:晴

さいごに咲いたのは2年目の球根

チューリップの花は,植えっぱなしにして楽しむのもよいが,切り花として楽しむのもよい。なにせ,手ごろな大きさで,色が派手な花である。生け花のセンスのようなものは,なくてよい。数本まとめて花瓶にさしておけば,それだけで室内がにぎやかになるというものだ。
 花が終わったあと,チューリップは翌年に備えて球根に栄養分を貯めようとする。早めに花を切ると,花を咲かせたり種子をつけたりするための栄養が必要ないので,それだけ球根が太りやすい。だが,温暖な地域では,球根がじゅうぶんに太る前に熱くなって,葉が衰えてしまう傾向にある。
 それでも100球も植えていれば,運よくいくつかは,球根がじゅうぶんに太ってくれる。そして,翌年も花を楽しむことができる。

Kodak DCS Pro 14n, AF Micro-NIKKOR 105mm F2.8S

今年もチューリップの「球根ガチャ」は,さまざまなタイプの花を楽しませてくれた。
 さいごに咲いたのは,白い部分の大きな,白と赤のバイカラーの花である。

Kodak DCS Pro 14n, AF Micro-NIKKOR 105mm F2.8S

この花が,1つの鉢にまとまって咲いてくれた。

Kodak DCS Pro 14n, AF Micro-NIKKOR 105mm F2.8S

1つの鉢にまとまって咲いたのには,わけがある。それは,この球根は,2年目のもの。昨年の春に,「球根ガチャ」として花を楽しんだものの1つだ(2018年4月14日の日記を参照)。その球根が運よくじゅうぶんに育ってくれて,今年もまた花を咲かせてくれたのである。

Kodak DCS Pro 14n, AF Micro-NIKKOR 105mm F2.8S

「球根ガチャ」としての球根は,どの球根がどんな花を咲かせてくれるのか,わからない。しかし,2年目の球根は,2年目の球根だけでまとめて植えたのである。どうやらこの花を咲かせる球根は,広島という比較的温暖な地域でも,花のあとに球根が太りやすいのかもしれない。だから,2年目の球根をまとめて植えると,この花がまとまって咲いたのであろう。

もちろん,2年目の球根で咲いたものは,これだけではない。

Kodak DCS Pro 14n, AF Micro-NIKKOR 105mm F2.8S

特徴的なものとしては,黄色のフリンジ咲きのものが,1つだけ咲いてくれた。花の端が少しだけ赤くなっているのも,去年咲いた花の特徴だと思う。


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