撮影日記


2019年04月13日(土) 天気:晴

球根ガチャは花ざかり

チューリップの「球根ガチャ」も花が咲きそろってきた(2019年3月31日の日記を参照)。今朝はよく晴れているうえに,風も弱い。風が弱く,よい光があたっているうちに,撮影をしておこう。

まず赤い花が咲き,黄色い花,赤と白のバイカラーの花がそこに続いた(2019年4月1日の日記を参照)。そのときにあった,やや濃いピンクがかった鋭い形状のつぼみは,ユリ咲きの濃いピンクの花になった。さらに,少し背が低い,紫がかったものも開花した。

Kodak DCS 460, NIKKOR-H Auto 50mm F2

このレンズは,少し絞ったくらいで撮ると,線がシャープな写りを見せてくれる。
 さらに,撮影した画像を処理するときに,彩度とコントラストを少し高くしておけば,硬質でこってりした色を得ることができる。とくにおもしろく感じるのは,紫色の花が妙に艶めかしくなっている点だ。

Kodak DCS 460,TAMRON SP 90mm F2.5 (52B), TC-14AS

花に水をかけたら,花弁にちょうどうまいぐあいに水滴が乗っかった。そのラインだけをシャープに写し,ほかはなめらかなボケにしようと思えったときには,TAMRON SP 90mm F2.5の出番である。ここはテレコンバータを併用して,撮影倍率をあげると同時に焦点距離を伸ばすと撮りやすかった。このレンズは,テレコンバータとの相性が悪くないようだ。テレコンバータも倍率を欲張っておらず,画質の劣化が少なくなっているのだろう。

Kodak DCS 460, TAMRON SP 90mm F2.5 (52B), TC-14AS

花の下部についた水滴には,向こうにある花の姿が映りこんでいる。ピントのあったところのシャープさと,ボケの部分との差が目立つこのレンズに適した場面であると思っている。

Kodak DCS 460, UW-NIKKOR 28mm F3.5, BR-2 ring

水滴に写りこんだ花を,もっと大きく写したい。BR-2リングを使って広角レンズを逆付けすれば,等倍をこえる撮影ができる。ニコノス用のUW-NIKKOR 28mm F3.5は,こういう使い方に好都合である。なぜならば,絞りを調整するノブが,レンズ鏡胴の横に出ていて,扱いやすいのだ。このレンズは水中専用のため陸上では使い道がないから,こういう撮影が貴重な活躍の場になっている,という事情もある。


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