撮影日記


2019年01月01日(火) 天気:晴のち曇のち雨

初詣にはマミヤセコール

いつものように,初詣のために叡福寺を訪れた。到着したのは,お昼ごろである。
 前を走るクルマ数台がみな,叡福寺へ入ろうとしている。叡福寺の駐車場は,ごく狭い。私はもちろん,前にいるクルマも入れないかもしれないと思っていたところ,幸いにも一気に4〜5台ほどのクルマが駐車場から出てきた。おかげで,無事にクルマを置くことができた。

1月1日という日は,よく晴れて穏やかな日が多いように思う。今日もよく晴れており,明瞭な影があちらこちらに描かれている。

SONY αNEX-C3, Mamiya-sekor E Zoom 28-50mm F3.5-4.5

フィルムで撮るカメラも用意してきたが,今日の主役は,マミヤZE用のレンズを装着した,SONY αNEX-C3だ。
 昨年末にでっちあげたマウントアダプタ(2018年12月23日の日記を参照)を使うことで,ようやくマミヤZE用のレンズそのものの描写をデジタルカメラで楽しめるようになった。いろいろな場面を撮って,マミヤZE用レンズの再評価につなげてみたいものである。

SONY αNEX-C3, Mamiya-sekor E Zoom 28-50mm F3.5-4.5

とはいえ,使っているデジタルカメラの撮像素子はAPS-Cサイズのものなので,マミヤZE用レンズ本来の描写を周辺部まで含めて楽しめるわけではない。
 撮像素子がAPS-Cサイズのカメラを使うときには,せめて28mmくらいの広角レンズを使いたい。マミヤZE用のレンズのうち,ズームレンズMamiya-sekor E Zoom 28-50mm F3.5-4.5は,28mm側での描写がきわめてシャープに感じられ,印象のよいレンズである。だから,しばらくはこのレンズで楽しんでみようと思う。

SONY αNEX-C3, Mamiya-sekor E Zoom 28-50mm F3.5-4.5

よく晴れた日であり,少し離れた被写体を中間くらいの絞りで撮影するかぎり,どんなレンズでもそれなりにきれいな画像を結んでくれる。もちろんこのレンズは,期待を裏切ることはなく,ピントの山の中心ではじゅうぶんすぎるほどに解像してくれている。

「聖徳太子御陵」や阿弥陀堂などをひとまわりし,いつものように甘酒の接待を受ける。例年のように,暖をとることができるように,廃材と思われるものによるたき火が用意されている。

SONY αNEX-C3, Mamiya-sekor E Zoom 28-50mm F3.5-4.5

手前の廃材にピントをあわせても,中間くらいの絞りで撮れば,背景がボケすぎることもない。それでもピントのあったところがじゅうぶんに浮きあがって見えてくるのは,気持ちがよい。

この後,午後には空が次第に曇ってきた。日没の早い時期とはいえ,夕方には急激に暗くなる。夜になると,外で激しい雨の音が聞こえてきた。お天気が急に変わった1月1日は,今年,なにか大きな変革が起こることを示唆しているのだろうか?


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