撮影日記


2018年09月19日(水) 天気:晴のち雨

ヒガンバナの季節到来(2)

秋の天気は,変わりやすい。
 昨日は,青空が広がっていたものの,今日は薄曇りという状況である。そして,夜には雨も降った。
 いま,ヒガンバナが撮りごろである。雨がまだ降っていない昼間のうちは,貴重な撮影のチャンスとなる。

Kodak DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED

ここは,私のなかでは定番の位置である。同じような時期に同じような写真をなんども撮っているわけであるが,そのたびに花の咲く範囲は異なり,その日の日ざしも異なり,いつしか通る電車もあたらしいものになっている。あとから,そのような変化を見返してみるのも,おもしろいだろう。

Kodak DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED

ただし,ヒガンバナの撮りごろといえる期間は,短いものである。
 開花した直後には,まっ赤だった花弁も,しばらくすると白っぽくなって,やがて枯れる。ヒガンバナは群生していることが多く,ほぼいっせいに開花しているように見えるが,実際にはそうでもない。咲きはじめてしばらくすると,まだ咲いていないつぼみのほかに,咲いて日数がすぎ白っぽくなりはじめた花も混在するようになる。まっ赤に咲いている花が目立つので,遠方からはいい具合の群落に見えていても,近づいて撮ろうとすれば白くしおれた花がかなり混ざっていることに気がつくことも多い。そのような花をどのように見せる(あるいは見せない)かに,頭を悩ますことになる。

Kodak DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED

だが,咲きはじめたばかりの群落ならば,そんな心配をする必要がない。だからこそ,撮りごろなのである。
 先にも書いたが,群落としての見ごろは,短い。だが,少し離れた位置の別の群落は,開花のタイミングがずれていることもある。どの群落が撮りごろになるかをおおまかにでもつかむために,同じ地域で撮り続けるのも1つの方法である。


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