撮影日記


2018年09月18日(火) 天気:晴

ヒガンバナの季節到来

夕焼けの翌日は,晴れるのである。
 いつもの川の土手にも,ちらほらと赤いものが見えるようになった。
 ヒガンバナの季節が,やってきたのである。
 今年の夏は,例年以上の猛暑だった。それでも秋は,きちんとやってくるのだ。

FUJIX DS-505A, Ai NIKKOR 35mm F2S

土手の下から見上げるようにすれば,対岸の建物や山は見えなくなる。目の前には,広がった青空があり,そこに赤いヒガンバナが咲いている。

FUJIX DS-505A, Ai NIKKOR 35mm F2S

ただし,土手の上は,車道である。じつは,ここを通るクルマは,けっして少なくない。たまたまクルマが途切れた瞬間を撮るか,あるいは逆にクルマが通った瞬間を撮るかで,この場所で撮る写真の雰囲気は大きく変わる。
 ただ,このクルマが通る直前に通過した,郵便配達のオートバイを撮り逃したのは,残念である。

FUJIX DS-505A, Ai NIKKOR 35mm F2S

秋の連休の時期は,春のゴールデンウィークと対比して,シルバーウィークとよばれることがある。シルバーウィークには,古いディジタルカメラを積極的に使うことにしている(2015年9月21日の日記を参照)ので,今日はFUJIX DS-505Aを使うことにした。リチウムポリマー電池に交換したバッテリーパックも,快調である(2018年5月30日の日記を参照)。

FUJIX DS-505A, Ai NIKKOR 35mm F2S

FUJIX DS-505Aは,1996年に発売されたディジタル一眼レフカメラである。ディジタル一眼レフカメラがようやく,業務用としては一般的になりつつあるころのものだ。本体価格が100万円を下回ったことが話題になった,そういう時代のものである。
 撮像素子は130万画素のもので,このカメラで得られる画像は1280ピクセル×1000ピクセルのものにすぎない。この点は物足りなく感じることもあろうが,ニコンFマウントのニッコールレンズが使えること,出力される画像の色味があまり不自然でないことなどから,いまでもじゅうぶんに使えるカメラだと思う。
 とはいえ,実際の撮影において不都合な点はいろいろとある。ボディが中判カメラ並みに大きいことは許容できるが,感度がISO 800相当とISO 3200相当の2段階しか選択できない点は,大いに問題だ。これでは,明るい日中でレンズの開放が使えない。
 逆に考えれば,そういうことを意識しないような撮影に使うなら問題ない,ということだ。


← 前のページ もくじ 次のページ →