2018年07月08日(日) 天気:晴ときどき曇
これもMINOX
今日の大阪は,晴れていた。広島方面の雨も,落ち着いたようである。今日は岐阜のほうで大雨が降っているようだが,幸い,東海道新幹線の運転に影響は出ていないようだ。ともあれ,重要な仕事は,無事に遂行することができた。
仕事のあとは手土産を購入するために,梅田へ移動する。するとまたしても,八百富写真機店に立ち寄ってしまう。もっとも今日は,八百富写真機店に立ち寄りたかったのである。
SONY αNEX-C3用に,SIGMAのDNレンズの19mmか30mmを買おうと考えていた(2018年7月4日の日記を参照)。金曜日のうちに,あるいは,土曜日の早い時間帯に大阪に到着して,そこでじっくりとどちらを買うか検討したかったのである。残念ながら,目論んだように大阪に到着することはできず,新幹線の運転再開にばかり気を取られていた(2018年7月7日の日記を参照)ので,19mmを買うか30mmを買うかの結論が出せなかった。また,八百富写真機店の店頭には,SONY純正の16mmレンズの中古品も,お手軽な価格で売られていた。
今回は,SONY αNEX-C3用のレンズを購入するのを,見送ることにしよう。
そのかわり,いつものようにジャンク品コーナーをチェックし,何台かのカメラを救出した。
まず,目についたものは,MINOX AF-miniというコンパクトカメラである。
一見すると,FUJIのCARDIA TRAVEL miniシリーズに似た,使いやすそうな雰囲気が感じられる。
「MINOX」といえば,小型カメラとして有名だ。だがこのカメラは,以前からある沈胴式レンズのMINOX 35とはまったく異なるものである(2017年10月9日の日記を参照)。日本カメラショー「カメラ総合カタログ」にも記載が見られないが,「チョートクのカメラジャーナル Dec. 1995」でこのカメラを「中国製のミノックス登場」として紹介しているので,発売されたのは1995年のことなのであろう。ただし,カメラ本体には製造国を示す表記が見あたらないため,ほんとうに中国製なのかどうか確認できていない。
連れ帰って電池を入れてみたところ,カメラは動作した。AFもAEも問題なさそうであるが,フラッシュの発光がよくわからない。フラッシュをONにしたり,逆に発光を禁止すると思える操作ボタンが見あたらないので,常時自動発光するものと思われる。しかし,暗い部屋でも,発光しない。カメラ上面に,太陽とフラッシュが並んで描かれたアイコンがあり,これを押してシャッターレリーズボタンを押せば,フラッシュは発光した。アイコンの内容から日中シンクロ用のものかと思ったが,単にフラッシュをONにするボタンなのだろうか。それとも,その点は,このカメラが故障しているのだろうか。
レンズの銘は,MINOXAR-Tである。このTは,Tripletをあらわしているものと想像できる。34o F3.5というあまり無理をしていなさそうに思える仕様からも,3枚玉レンズの可能性はあると思う。ともあれこれは,なんとなく「撮りたくなるカメラ」である。
珍しいものではないが,OLYMPUS C-1400Lも救出した。
一見,大きな傷みは見られないが,お約束としてグリップがべとついており,崩壊をはじめている。私にとって,OLYMPUS C-1400Lはすでに2台を入手している(2015年10月1日の日記を参照)ので,これが3台目になる。この個体は「国立国際美術館」の備品だったようなので救出することにしたのだが,どういう用途で使われていたのだろうか。
さらに,東芝のAllegretto PDR-M4も救出した。メモリカードスロットを見ると,32MBのスマートメディアが入っていたからである。
救出価格にかかった費用は,1台あたり216円である。
SONY αNEX-C3用にレンズを買うつもりだったのだが,今日は結局,これだけとなった。
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