2017年06月23日(金) 天気:晴
オンデマンド印刷は淡い画像に弱い?
「1997年の撮影日記」を印刷したものが,納品されてきた(2017年6月15日の日記を参照)。本文144ページの厚みには,大いに満足感を得ることができる。
しかし,印刷の品質に関しては,今回は物足りなく感じた面もある。
1つは,全体に色が濃く感じることだ。上の紙面では,星空(ヘールボップすい星)を写した写真を3点並べている(1996年4月16日の日記を参照)。いちばん上の,コニカカラーGX3200で撮ったものには,すい星からのびる2種類の「尾」がはっきりと写っているのだが,これが黒くつぶれてしまい,ほとんど見えなくなっている。
一般的な被写体を撮ったものであれば,一見,コントラストが高く,きれいな画像に見えてしまう。前回,印刷してもらった「ガチャ球根」の写真集は,意外とまっとうな仕上がりで満足できたものだ(2017年5月28日の日記を参照)。
それに対して,淡い濃淡の表現は,苦手とするようである。識別できる程度に,画像データの明るさやコントラストを,うまく調整してやる必要がありそうだ。
もう1点,不満だったのは,製本の精度である。
印刷会社の表紙をつくるシステムに,本文のページ数を指定し,使用したい紙を選択すれば,表紙の背幅をどれだけにすればよいか示してくれるようになっている。それにしたがってデータを作成したのに,背が大きすぎて,後ろ側に大きく回りこんでしまっている。
いろいろと不満は感じるものの,1冊から発注できるなど,使い勝手は悪くない。何年かかることになるはわからないが,20年間の「撮影日記」すべてを,印刷物の形に整理しておきたい。
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