2017年03月29日(水) 天気:曇ときどき晴
サクラは咲いたが 寄れないJupiterはつらいよ
今年も,サクラが開花する時期がやってきた。いつものように「楠木の大雁木」のサクラを見に行くと,いくつか咲きそうな花がある。昨年より,少し遅いようではあるが(2016年3月30日の日記を参照),サクラは今年もちゃんと咲いてくれそうだ。
SONY αNEX-C3, Juiter-9 85mm F2
SONY αNEX-C3の撮像素子はいわゆるAPS-Cサイズなので,85mのJupiter-9は,ライカ判で135mmレンズを使うときに相当する範囲が写ることになる。これでぐぐっと寄れるならば,咲きそうな花のクローズアップ撮影ができるのだが,残念ながら最短撮影距離は0.8mである。いわゆる中望遠マクロレンズ的な使い方は,できないのである。それでもF2といえば,望遠レンズとしてはかなり大口径なほうになる。ボケが素直であることもあわせて,開放で撮れば,ピントをあわせた被写体がはっきりと浮かびあがってくれる。
SONY αNEX-C3, Juiter-9 85mm F2
「楠木の大雁木」にある3本のサクラは,ようやく咲きはじめたというところだ。
ともあれ確実に,春は,やってくる。
足元に目をやれば,タンポポやシロツメクサが花を咲かせている。このような地面すれすれに咲く花を撮るには,ウエストレベルファインダーを使いたい。ディジタルカメラであれば,SONY αNEX-C3のように,角度を変えられる液晶モニタがあると好都合だ。三脚は,SLIK Pro miniがちょうどよい(それでも,背が高すぎるくらいだ)。
SONY αNEX-C3, Juiter-9 85mm F2
Jupiter-9 85mm F2は,ボケがすなおでなめらかである。だが,この場面で絞り開放は,極端だったか。
SONY αNEX-C3, Juiter-9 85mm F2
F5.6ないしF8程度に,少し絞ったくらいがちょうどよさそうである。
それにしても,最短撮影距離が0.8mというのは,撮影時の制約が大きすぎる。
また,SONY αNEX-C3の液晶モニタは,長辺を軸にした方向にはどちらにも跳ね上げられるが,短辺を軸にした方向には跳ね上げられない。液晶モニタを跳ね上げることでローアングルの撮影が容易になるのはありがたいが,縦位置ではこの方法が使えないのが残念である。
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