撮影日記 |
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2017年02月28日(火) 天気:はれ「あき亀山」「河戸帆待川」「可部」朝,突発的な急用が発生したため,終日仕事を休むことにした。その急用は,午前中には片付いた。今日はよく晴れているので,あらためて可部線の延伸予定区間で試運転の列車を撮りに行くことにした。ここの試運転列車を撮りに行くのは,一昨日につづいてようやく2回目である。そのときとは違って,今日はよく晴れている。終点の「あき亀山」駅のほうから「可部」駅のほうへ,撮りながら歩くことにした。 「可部」駅までの定期列車がそのまま「試運転」として延伸予定区間に入ってくるので,平日の日中におもに見られる車両は,2015年の秋から可部線でも使われるようになった(2015年10月3日の日記を参照)227系の2両編成である。 Kodak DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED終点の「あき亀山」駅前は,公立病院の移転先として予定されている。そのときにそなえるかのように,バスが転回したりタクシーが待機したりできるような空間が確保されているが,いまのところその周囲にはなにもない。到着した試運転列車はあらたに設定されるダイヤに沿って,しばらく待機した後に発車していく。まだ乗客のいないホームで,車掌さんが安全確認をおこなっている。 Kodak DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-EDこの区間が延伸開業するにあたっては,踏切の設置という問題があった。この区間にはかつて鉄道があったとはいえ,いちどは廃線になっている。そのため路線の「復活」ではあるが,あくまでも「新設」路線として扱われる。現在,鉄道と道路とがまじわるところは立体交差にしなければならず,原則として踏切の新設は認められていない。されど,踏切がなくては生活上不便であるし,立体交差をつくるには費用と時間が必要になる。関係者の折衝の結果,最小限であるが踏切の新設ができることになり,試運転の開始とともに使われるようになった。 Kodak DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED踏切をたくさんつくることができないことを補うためであろうか,「あき亀山」駅と隣りの「河戸帆待川」駅との間には,線路を越えるための歩道橋がつくられている。まだ稼働していないようだが,エレベーターも設置されている。この歩道橋は,電車を眺めるにも都合のよい場所だ。ただし,眺めるには都合よくても,撮影には少々厄介である。架線柱や架線の影響をあまり受けないように撮れるポイントは,ごく限られる。 Kodak DCS Pro 14n, AF Zoom-NIKKOR ED 70-300mm F4-5.6Dこの歩道橋は,「あき亀山」駅よりは「河戸帆待川」駅に近い場所にある。だから反対側を見れば,「河戸帆待川」駅がよく見える。 Kodak DCS Pro 14n, AF Zoom-NIKKOR ED 70-300mm F4-5.6D「河戸帆待川」駅をすぎてさらに西に歩けば,一昨日に訪れた,可部バイパスの西側にある歩道橋に達する。「あき亀山」駅と「河戸帆待川」駅との間にある歩道橋では,柵の下にすきまがあり,そこからレンズをつきだして撮ることができる。しかし,可部バイパスの歩道橋ではそのようなすきまがないので,金網越しに撮るしかない。こうやって見るかぎり,写った画像に大きな影響は出ていないようではあるが。 Kodak DCS Pro 14n, AF Zoom-NIKKOR ED 70-300mm F4-5.6D「可部」駅から「あき亀山」駅までの延伸区間の距離は,1.6kmということになっている。ぶらぶら歩いていれば,そのうちにたどり着く程度の距離だ。 Kodak DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED今さらながら残念に思うのは,「三段峡」駅までの区間が運行されていた時代に,この付近でほとんど写真を撮っていないことだ。あのころは「遠くのほう」を優先的に撮っていて,近いところを軽んじていたことが悔やまれる。 |
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