撮影日記 |
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2015年06月12日(金) 天気:曇のち晴Lomographyで楽しむ「パノラマ写真の日」横長の写真は「パノラマ写真」とよばれ,パノラマ写真の撮影に特化したカメラは「パノラマカメラ」とよばれる。「パノラマ写真」は横長の写真であるが,縦横比がどれくらいあれば「パノラマ写真」とよぶのかは,具体的には決まっていないようだ。だから「パノラマカメラ」にも,いろいろな種類がある。 「国産カメラはダメぢゃ,ライカ最高」のような態度をとる人に対して,「ハッセル万歳,ライカは所詮35mm判」と言い返すと黙ってしまったことがある(1997年7月9日の日記を参照)。ただし,私はハッセルブラッドを所有して使ったことはない(^^; 「パノラマカメラ」にはいろいろな規格があるが,「記念日」にしやすい「6×12判」「6×17判」「6×24判」を利用して,6月12日,6月17日,6月24日を勝手に「パノラマ写真の日」に制定した。そういう背景なので,6月12日の「パノラマ写真の日」だからといって,6×12判以外のパノラマ写真は認めない,なんてことは言わない。撮る人が「これはパノラマ写真である」と主張できるなら,どんなフォーマットでもご自由にということにしようと思う。 毎年のように撮っているのは,楠木の大雁木。 Lomography SPINNER 360,ACROS 100残念ながら,回転角が360°にかなり不足している状態だ。また,カブリが生じている。このあたりの不安定さが,Lomographyならではのものか。この不安定さを「予測できないおもしろさ」ととらえるか,「使い物にならない」ととらえるか。ケースバイケースだと思うのだが,コントロール下におくことができないというのは,やはり機械としては完成度が低いと言わざるを得ない。 1枚目の写真は,楠木の大雁木を降りて撮ったものである。この場合,背中に壁があるわけで,自分の周囲に360°の風景画広がっているわけではない。周囲360°の視野を撮りたいなら,高いところでカメラを持ち上げて撮るのがよいということになる。 Lomography SPINNER 360,ACROS 100これは,360°を優に上回る範囲が写っている。こういうときは,極座標変形をしてみよう(2015年4月18日の日記を参照)。 Lomography SPINNER 360,ACROS 100SPINNER360°は,とにかく広い範囲を写す。したがって,意図しない写りこみには十分に気をつける必要がある。とくに自分自身は,じつに簡単に写りこむ。 Lomography SPINNER 360,ACROS 100これも360°以上の範囲が写ってくれたので,極座標変形をしてみよう。 Lomography SPINNER 360,ACROS 100右のほうに見えているのは,私の頭部である(笑)。自分自身が写りこまないためには,SPINNER 360°を自分の頭のてっぺんに乗せるようにして撮るとよいのだが,人目の多いところでは無意識に遠慮してしまう。そして少しでも低い位置でSPINNER 360°を回転させてしまうと,こういう結果につながるのである。 「パノラマ写真」は,広い視野を写した横長の写真なのだから,視界の開けたところで撮るのがよろしい。ふたたび川土手にあがるが,こんどは本川ではなく太田川放水路である。 Lomography SPINNER 360,ACROS 100遠慮なく手を高く上げて,ひもをひっぱり,SPINNER 360°を回転させる。 Lomography SPINNER 360,ACROS 100ここは,極座標変形する前のもとの写真のほうが,広い視野が写っていることがわかりやすくてよさそうだ。 まだ,「こんなのが撮れますよ」というレベルで,パノラマ写真ならではの光景が撮れていない。もう少しいろいろな場所を撮ってみる必要がありそうだ。 |
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