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2015年03月29日(日) 天気:くもりジャンクコーナーも1000万画素時代!「○○ブーム」というものの定義は,難しい。ごく短期間にいちどだけおこったブームであれば,それを代表する事象によって,そのはじまりが定義できる可能性がある。たとえば1980年代の「ミニFMブーム」は,定義しやすいブームの1つではないだろうか。 ともあれ定義はいまひとつ不明確だが,20世紀末ころに「中古カメラブーム」というものがあった,と感じている人は少なくないだろう。そんなブームも,過ぎ去ってから15年くらい経過してしまったものだ。「中古カメラブーム」のころは,「金属製カメラ」というものに人気が集まっていた。当時の最新カメラの外装がことごとくプラスチックだったのに対して,「昔のカメラは金属製でよかった」という魅力を感じたのだろう。だからそのころは,ジャンクコーナーには初期のプラスチック外装のコンパクトカメラがごろごろしていた。ヤシカ「エレクトロ35」シリーズやキヤノン「キヤノネット」シリーズ,コニカC35シリーズなどは,鍵のかかる中古品のウィンドウ内に鎮座していたが,ピッカリコニカやフラッシュフジカなどは,ジャンクコーナーの常連と化していた。 久しぶりに,「カメラのキタムラ可部店」に立ち寄る機会ができた。ここは広島市内の「カメラのキタムラ」では,ジャンクコーナーが比較的充実していると感じていたお店である。だが今日のジャンクコーナーは,じつに寂しい内容である。ジャンクコーナーで最近よく見かけるのは,ミノルタαの「3」シリーズやキヤノンEOSのkissシリーズなどである。一眼レフディジタルカメラやいわゆる「ミラーレス」カメラなどの普及で,オートフォーカス一眼レフカメラのエントリーモデルも商品価値がなくなってしまったということだろう。 ![]() という方針で救出したのが,このNikon COOLPIX 2000である。2002年に発売された200万画素クラスのディジタルカメラ(*1)で,ライカ判で38mm〜114mmに相当するズームレンズを備えている。光学ファインダーこそ省略されているが,基本的にはごく普通のコンパクトカメラと同じ形態で,使い勝手は悪くない。記録メディアはCFカードを使い,電源は単3型電池4本,USB端子もあり,いま使うにはまったく支障がない。同じ時期に,レンズ部分が回転するディジタルカメラならではの特徴をいかしたNikon COOLPIX 2500も発売されている(*2)が,こちらは電源が専用充電式バッテリー(EN-EL2)である。このカメラも以前に救出しており,レンズ部が回転するのはいろいろと便利でおもしろいのだが,バッテリーの性能が低下しているので十分に遊べなくなっているのが残念である。このように,単3型電池が使えることのメリットは大きいのだ。 ジャンクコーナーでは,富士フイルムのコンパクトディジタルカメラをよく見かける。富士フイルムのコンパクトディジタルカメラは,主流ではないxDピクチャーカードを記録メディアに使うものがあるので,中古品になると売りにくいのだろう。500〜600万画素クラスのものでも,わりと早い時期からジャンクコーナーによくあらわれていた。多く場合,プリントするサイズはL判や2L判あるいはハガキサイズくらいまでのはずだから,600万画素もあれば性能としては十分すぎる。だが,すでにxDピクチャーカードは購入しにくいものになっている(2012年12月5日の日記を参照)。記録メディアが市場に出回らなくなって以後は,商品としての魅力は大いに低下したことだろう。 ![]() 2008年に発売された,FUJI FINEPIX J150Wである。撮像素子は1000万画素で,ライカ判で28mm相当の広角域をカバーする5倍ズームレンズをもつ。ふつうに使うには,じゅうぶんすぎるスペックである。では,どこかに不具合があるのだろうか?電源スイッチをONにしてみると,なんとサービスがよいのだろうか,バッテリーはきちんと充電されていた。SDカードは入っていないが,シャッターレリーズボタンを押すと内蔵メモリに画像が記録される。こんなときでもなければ,店内のジャンクコーナーを堂々と撮影できない(笑)。 ![]() FUJI FINEPIX J150W, FUJINON ZOOM LENS 5.1-25.5mm F3.3-5.1代金を払って店を出て,外を撮っても問題なさそうだ。 ![]() FUJI FINEPIX J150W, FUJINON ZOOM LENS 5.1-25.5mm F3.3-5.1ジャンク扱いになったのは,単に古いからなのか?それとも,充電器など,バッテリー以外の付属品がなくて売りにくかったからなのか?きちんと動作するとはいえ,ボディに傷は多いから,ジャンク扱いにしたのかもしれない。あるいは,いまではNikon COOLPIX L30のような最廉価版のディジタルカメラでも,2000万画素クラスのものがある(2015年3月10日の日記を参照)。1000万画素というのは,商品としての魅力が少ないのかもしれない。
*1 ニコンデジタルカメラ「COOLPIX(クールピクス)2000」の発売について (2002年5月29日 株式会社ニコン)
*2 ニコン デジタルカメラ COOLPIX 2500を3月下旬発売 (2002年2月21日 株式会社ニコン)
*3 デジタルカメラ「FinePix J150w」新発売 (2008年8月27日 富士フイルム株式会社) |
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