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2025年03月30日(日) 天気:晴今川のサクラをTessarで撮る大阪では,3月27日にサクラの開花宣言があった。大阪での標本木は,大阪城公園にある。 ![]() SONY α7, Tessar T* 45mm F2.8今日もレンズは,ヤシカ/京セラのTessar T* 45mm F2.8を使う。ライカ判において一般的に標準レンズとされる50mmレンズよりはやや広い範囲が写るが,35mmレンズのように広角レンズを使っているという雰囲気にもならないので,40mmないし45mmくらいのレンズが使いやすいと感じる。とはいえ,このTessar 45mm F2.8は,どんな用途にでも使える万能レンズでとは思っていない。 まず,なんといっても寄れない。最短撮影距離は,0.6mである。1/2倍や等倍などの撮影倍率がほしいわけではないが,0.6mでは物足りない場面が多い。もちろん,ふだんどんな被写体をおもにねらうかでこの値は変わってくるから,あくまでも個人的に不都合だということである。いわゆる標準レンズでは,最短撮影距離が0.45mというものも多い。せめてそれくらいは,被写体に寄ってみたいこと思うのである。そういう点で,最短撮影距離が0.3mの,YONGNUO YN 40mm F2.8Nというのは,個人的に好都合なレンズである(2018年10月24日の日記を参照)。 ![]() SONY α7, Tessar T* 45mm F2.8また,Tessar T* 45mm F2.8は,開放で使ったときには背景のボケがうるさく感じる。 ![]() SONY α7, Tessar T* 45mm F2.8しかし,F5.6ないしF8くらいに絞ると,ボケになっている背景がほどよくなめらかに見えるようになる。そして,ピントをあわせたところがキリっとシャープに見えてきて,「鷹の目テッサー」という呼び名を思い出す。このレンズは,少し絞って使うのがよい。ただし,絞ったときの焦点移動が大きい(開放のときと絞りこんだときとで,いちばんピントのあう位置が大きくずれている)と言われている。いわゆるミラーレスのデジタルカメラで使うときは,ファインダー像を拡大する機能を利用すると,絞りこんだ状態でもピントがあわせやすいので,なにかと好都合である。 金曜日から続いていた,大阪市内の滞在は,今日が3日目である。広島への帰路も,「青春18きっぷ(3日用)」を利用する。姫路駅を18:12に発車する列車は,数少ない糸崎駅まで直通する便である。これを利用すると乗り継ぎの回数が少なくできて楽なので,広島への帰路にはこの列車に乗るようにすることが多い。この列車に乗るためには,大阪駅を17:00に発車する新快速で間に合うのだが,確実に着席するために少し早めに姫路駅に着くように,16:30の新快速に乗車した。ところが,先週までの暖かい日々とはうってかわって,昨日からはずっと寒い。とくに姫路駅のホームは吹きっさらしであり,とても寒く感じる。また,姫路駅を発着する列車は多いので,乗りたい列車は発車の直前にならないと入線してこない。ともかく寒い中で,30分以上待つことになる。そしてようやくやってきた列車は,暖房が弱められているのだろうか,車内がとても寒いものだった。あるいは今となっては旧式の車両であり,すきま風など影が響していたのであろうか。
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