撮影日記


2024年03月22日(金) 天気:晴

開花予想日だけどサクラはまだまだよ

3月に入って,日差しがあたたかく感じる日がしばらく続いていた。そして,広島でのサクラの開花は例年よりもやや早く,3月22日という予想が発表されていた。しかし,今週に入ってから,強く冷え込む日が続いた。とくに一昨日の3月20日には,広島県北部では大雪となり,高速道路の一部区間では通行止めの規制もおこなわれるような状況となった。そして,開花予想日を迎えたものの,当然のようにサクラは一輪も咲いていない。ここ何年ものあいだ,個人的に観察しているサクラは,西区の「楠木の大雁木」のところにある3本のサクラである。広島のサクラの標準木(開花の基準とするために気象台が設定した個体)は,中区の縮景園にあるもので,ここからはそれなりに離れたところにある。それでも例年,開花日が大きく異なっているようなものではない。

Kodak DCS Pro 14n, AF Zoom-NIKKOR 28-100mm F3.5-5.6G

いつものサクラはまだまだ開花しそうになかったが,ハクモクレンがちょうど見ごろを迎えていた。ハクモクレンは,その白さが魅力である。これも全体にハイキーで撮るのが似合う。
 今日のレンズは,AF Zoom-NIKKOR 28-100mm F3.5-5.6Gである。これは,例の少ない「AF-SではないGタイプのニッコールレンズ」で,この1月に譲っていただいたものである(2024年1月3日の日記を参照)。いわゆるキットレンズ(一眼レフカメラボディとセットで販売されるように設定されているレンズ)であり,なによりコンパクトで軽いのがうれしい。キットレンズは基本的に低価格に設定されているが,その写りには侮れないものが見られる傾向がある。そしてこのレンズは28mmから100mmという使い勝手のよい焦点距離をカバーしており,写りに関してもじゅうぶんなものが見られる。極端な逆光に対しても,格別に弱いという印象は見られない。レンズマウントがプラスチック製のために耐久性に不安があるとはいえ,それが軽量化に大きく貢献していると思われるので,これは受け入れる必要があるだろう。見た目が安っぽいのは,これはもう,どうしようもない。

Kodak DCS Pro 14n, AF Zoom-NIKKOR 28-100mm F3.5-5.6G

ハクモクレンは白が美しい花であるだけに,少しでも傷があると,それがやけにめだってしまう。だから,見ごろ撮りごろはごく短い。

Kodak DCS Pro 14n, AF Zoom-NIKKOR 28-100mm F3.5-5.6G

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