撮影日記 |
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2023年04月23日(日) 天気:晴目的の喫茶店はお休みだった「Okuhara Camera」という銘板のついた組立暗箱は,いつごろ流通していたものだろうか。ふつうに流通しているカメラであれば,雑誌などに掲載された広告などが手がかりになるが,この組立暗箱についてはそういう広告を見かけることがない。たまたま古い電話帳で,「奥原写真機製作所」という名前を見つけた(2022年3月26日の日記を参照)。ほかに大阪で「オクハラ」を名乗るカメラ工場が見つからないので,おそらくこの「奥原写真機製作所」が「Okuhara Camera」の製造元だと考えられる。しかし,これらを結びつける証拠が見つかっていない。 その後,「奥原写真機製作所」の工場があったと思われる周囲を,いろいろと歩いてみた(2022年9月24日の日記を参照)。工場が存在していたことは古い住宅地図や空中写真で確認できているが,その跡地は高層の市営住宅(市営苅田住宅1号館)の敷地内になっており,すでに工場の痕跡は見つからない。そこで,「Okuhara Camera」の銘板がそこにあった工場の製品かどうか,その近所で聞き込みをしようと考えた。とはいえ,ふつうの民家にいきなり訪問するのでは,ただの不審者に思われる懸念があり,そこまでの度胸がない。こういうときに聞き込みやすいのは,ふつうのお店,とくに飲食店である。 残念なことに,お店は閉まっていた。日曜日は,午前中しか営業していないらしい。幸いにも「長い間のご愛顧ありがとうございました」ではないから,つぎの機会にはぜひ訪れてみたい。 しかたがないので,バスに乗って移動し,北畠から松虫にかけてを散歩した。松虫に古いスタイルのカメラ店があった。こちらも今日はお休みのだったが,現役のようである。いつまでも,あると思うな,古いお店。興味がある古そうなお店には,はやく機会を見つけて訪れよう。 |
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