撮影日記 |
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2023年02月24日(金) 天気:雨のち曇Mamiya ZE-Xの読み方マミヤといえば,中判カメラが有名である。35mm判のカメラも,レンズシャッターカメラや一眼レフカメラなど,いろいろと発売してきた。しかし,35mm判一眼レフカメラは数年ごとのモデルチェンジのたびにレンズマウントが変更され,そのたびに先進的なバヨネットマウントと伝統的なねじ込み式マウントとをいったりきたりするような状況だった(2006年9月2日の日記を参照)。独自のバヨネットマウントのカメラで交換レンズなどを少しずつ集めようとしていた人には,たまったものではなかっただろうとは思うが,AE機構などを工夫してそれなりの魅力を出そうとしていたようには見えたものである。 マミヤが発売した35mm判一眼レフカメラの最後のシリーズは,1980年に発売されたMamiya ZEとZE-2にはじまる。レンズとボディとに多数の電気接点を備えて情報伝達に利用する「ミラクルマウント」であることが大きな特徴だった。そして1981年には,当時の流行の先端といえるマルチモードAEカメラMamiya ZE-Xもラインアップされた。さらに,そのマウントを利用した,オートフォーカスの一眼レフカメラの試作もおこなわれていた。 さて,「Mamiya ZE」「Mamiya ZE-2」「Mamiya ZE-X」は,どう読むのが正しいのだろうか。 日本カメラショー「カメラ総合カタログ」で確認できなければ,つぎは日本カメラ「カメラ年鑑」を参照する。Mamiya ZE-Xの掲載が見られるのは1982年版(1981年12月)から1985年版(1984年12月)である。そのうち,1985年版(1984年12月)が欠けていたのをようやく入手することができたので,あらためて参照した。 結局,Mamiya ZE-Xについてもっとも詳しく書かれていたのは,1982年版(1981年12月)のものだったが,どの版にも「ZE-X」の読み方を示す記載は見あたらなかった。さらに,朝日ソノラマ「クラシックカメラ専科 NO.36 マミヤのすべて」(1995年12月)も参照するが,やはり「ZE-X」の読み方は書かれていない。それならば,「ZE」の部分はともかくとして,「X」の部分はすなおに「エックス」と読むしかないだろう。
*1 マミヤZE−X (我楽多屋) |
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