撮影日記 |
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2020年12月05日(土) 天気:晴比治山の紅葉広島市中心部の東方に小高く見える部分は,比治山とよばれている。かつては島だったものが,広島市を形成する三角州が発達した結果,陸続きになり小さな山になったものである。この山にさえぎられた東側は,戦災の影響も少なく,近年まで古い町並みが残されていた。 FUJIFILM X-T10, 7artisans 25mm F1.8あらためて広島市現代美術館の建物をこの位置から眺めると,シルエットが半球状であるという印象を受ける。一部が開いた,天体観測ドーム?いや,円盤型の宇宙船?かと思えば,よく見ると案外と角ばっている。専門的なことはよくわからないが,ひとむかし,いや,ふたむかし前くらいに考えられた,近未来感のようなものだろうか。このあたり,見る人によって,評価のポイントは異なるだろうし,印象も異なることとは思う。 FUJIFILM X-T10, 7artisans 25mm F1.8用意したレンズは,7artisans 25mm F1.8とNIKKOR-S Auto 5.8cm F1.4の2本である。 FUJIFILM X-T10, NIKKOR-S Auto 5.8cm F1.4あわせて使っているNIKKOR-S Auto 5.8cm F1.4も,開放で使うとボケの部分が不安に感じるレンズである。この言語化できそうになり不安さを,うまく活かせたらおもしろい絵ができそうに思うところであるが,ここでは悪い影響にしかなっていないようだ。 FUJIFILM X-T10, NIKKOR-S Auto 5.8cm F1.412月の午後のひざしは,低い角度でさしこんでくる。そのような光は,ときとして印象的に見えることがある。駐車場への階段の手すりに,そのような光がちょうどうまい具合に反射していた。この場面では,不安なボケとフレアの多い描写が,ほどよくよい効果を与えているように思う。 FUJIFILM X-T10, NIKKOR-S Auto 5.8cm F1.4同じ場面で少し絞りこめば(F5.6),このようにきりっと締まった画像になる。これは,うまく写ってくれれば,とてもおもしろいレンズの1つである。 |
追記:2020年12月12日(土) 天気:晴「新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、12/12(土)から休館し、その後、改修工事にともなう長期休館にはいります。休館中の活動については、随時、ウェブサイトやSNSでお知らせしていきます。」(*1)とのことである。
*1 twitterにおける,広島市現代美術館の公式アカウントによるアナウンス |
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