撮影日記


2019年01月26日(土) 天気:曇のち晴

Kodak DCS 460は蛍光灯が似合っている?

今日は仕事のために大阪に来ているが,仕事は午後からなので,朝のうちはすこし時間がある。基準にできる設定を決められれば,Kodak DCS 460も扱いやすいものとなる。

Kodak DCS 460, Ai NIKKOR 50mm F1.8S

お昼近くなってから,仕事場へ向かう。途中,なにか撮ろうと天王寺に立ち寄るが,強風がふきすさぶ状態だ。陸橋のうえではとてもカメラを構えていられるような状態ではなく,物陰に隠れてこそこそ撮るしかない。

Kodak DCS 460, Ai NIKKOR 50mm F1.8S

いつもより遅くまでかかった仕事の帰り道,Kodak DCS 460を弄びながら,地下鉄を待つ間をつぶす。

Kodak DCS 460, Ai NIKKOR 50mm F1.8S

基準にしていた設定では,当然のように蛍光灯による緑カブリが激しい。

Kodak DCS 460, Ai NIKKOR 50mm F1.8S

ところが,初期設定にもどすと,自然な印象の画像が得られる。初期設定で屋外を撮ると全体に赤っぽくなっていたが,蛍光灯下での撮影では,それがむしろちょうどよい具合になるようだ。

Kodak DCS 460, Ai NIKKOR 50mm F1.8S

あらためて別の場面を撮っても,やはり具合のよい色である。

2000年ころ以前に発売された初期のデジタル一眼レフカメラは,撮像素子が100万画素くらいのものが主流だった。それでも,チラシで使うような小さなサイズの画像にはじゅうぶんなスペックである。スタジオで商品撮影の仕事をしていた人からは,「デジタルカメラでの撮影では,ライティングには意外と蛍光灯が都合がよい」ということを教えていただいたことがある。そのときはよく理解できていなかったが,もしかすると,このような発色をすることを意味していたのだろうか?
 いや,その人が使っていたのは,Kodak DCS400シリーズのカメラではなく,FUJIX DS-505シリーズのカメラだったはずだ。今となっては,そのほんとうの意味を知ることは残念ながらできない。


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