撮影日記 |
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2019年01月23日(水) 天気:晴24年前のデジタルカメラtwitter上で,古いデジタルカメラと安く買ったレンズとの組みあわせで撮るのが流行っていたようなので,私もやってみた。こういうときにもちだすカメラは,もちろんKodak DCS 460である。レンズは,Ai NIKKOR 50mm F1.8Sにした。 Kodak DCS 460には,撮影した画像をJPEG形式で出力する機能がない。また,自動ホワイトバランス調整や,撮影時の色温度を選択するような機能もない。 Kodak DCS 460, Ai NIKKOR 50mm F1.8Sこれをもとに,色合いを調整してもよいのだが,なるべく妥当なところまでもっていき,JPEGファイルに出力したい。つぎに,「入力プロファイル」をKodakが提供していた「460_strobe_linear.icm」にして,「ホワイトバランス」は「カメラ」にする。 Kodak DCS 460, Ai NIKKOR 50mm F1.8Sまだ,赤みが強いし緑の発色が不自然なものになっている。 Kodak DCS 460, Ai NIKKOR 50mm F1.8S「ホワイトバランス」の「カメラ」があてにならないので,「太陽光」(5300K)にし,「色偏差」を緑側にすることで,まあ妥当と思われる結果を得られた。 この設定を,ほかの画像に適用するとどうなるだろうか。 Kodak DCS 460, Ai NIKKOR 50mm F1.8S緑が強すぎるので,「色偏差」を赤側に少し戻す。 Kodak DCS 460, Ai NIKKOR 50mm F1.8Sでは,この設定をほかの画像に適用すると,どうなるだろうか。 Kodak DCS 460, Ai NIKKOR 50mm F1.8S画像によっては,これでもまだ緑が強いというのか。 Kodak DCS 460, Ai NIKKOR 50mm F1.8Sこんどは,赤が強くなりすぎるようにも思うが,さてどうだろうか。 Kodak DCS 460, Ai NIKKOR 50mm F1.8Sさいしょの画像に適用したところ,やはり赤すぎる。 Kodak DCS 460, Ai NIKKOR 50mm F1.8S1コマ1コマの補正に手間がかかるとはいえ,じっくりいじれば24年前のデジタルカメラもまだまだじゅうぶんに実用的に使えるということも同時に思い知ることができるのであった。逆に,模範解答がないだけに,突拍子もない色に仕上げるという楽しみ方もおもしろいものである。 |
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