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2018年10月01日(月) 天気:晴マウントアダプタでIX-NIKKORを生かすIXニッコールは,APSの一眼レフカメラ,ニコンのプロネアシリーズ専用のレンズである。IXニッコールは,後玉側の部品がマウント部から大きく飛び出しているため,プロネア以外の一眼レフカメラに装着すると,ミラーの動きと干渉して撮影ができない。 IX-NIKKOR 30-60mm F4-5.6がほかの一眼レフカメラで使えないのは,後玉側の部品が,ミラーに当たるためである。ならば,ミラーから少し遠ざけてやれば,ミラーとの干渉がなくなるはずだ。その方法としては,まず,接写リングの併用が考えられる。ただし当然ながら,接写専用のレンズとして使うことになる。IXニッコールには別の問題もある。IXニッコールにはすべて,絞りリングがない。絞りの連動がない,ごく薄いK1リングを使ったのでは,最小絞りでしかレンズが使えない。これでは事実上,使えないのも同じだ。 IX-NIKKOR 30-60mm F4-5.6には,ごくコンパクトなレンズであるという点を除いて,スペック上の魅力はない。だから,無理に使う必要もないのだが,まったく使えない状態であることは悲しいものがある。なんとしてでも,使う方法はないか。 先にも書いたように,IXニッコールには絞りリングがない。だから実用的に使うためには,絞りを動かせるタイプのマウントアダプタが必要である。「ニコンGタイプ対応」と表記されたマウントアダプタが,該当する。 ![]() じつは,IXニッコールにはさらに問題点がある。それは,ピントリングも存在しないことである。だからピント合わせは,レンズの先端をつまんでおこなうことになる。実用的に使うならば,フードを装着しておくとよいだろう。 ![]() SONY αNEX-C3, IX-NIKKOR 30-60mm F4-5.6実際に撮ってみると,さすがニッコールといいたくなる画像を描いてくれた。 ![]() SONY αNEX-C3, IX-NIKKOR 30-60mm F4-5.6望遠側の描写も,とくに問題は感じられない。 IX-NIKKOR 30-60mm F4-5.6は,コンパクトでありながら良好な描写をするレンズである。それだけに,直接,現在のディジタル一眼レフカメラに装着して使えないことが,あまりに残念である。使えれば,とても魅力的なレンズとして,大きく見直されることになっていただろうと思う。 |
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