撮影日記


2018年06月29日(金) 天気:曇

40mmレンズは 見た目よりも広角だ

HEXANON AR 40mm F1.8を入手した(2018年6月11日の日記を参照)。このレンズは,コニカの一眼レフカメラ用レンズのうちで,以前から気になっていたものである。すぐにその撮り心地をたしかめようと思ったところで,SIGMA SA-7Nというものを入手してしまったため(2018年6月24日の日記を参照),試し撮りが後回しになってしまった。
 HEXANON AR 40mm F1.8はKonica FS-1とあわせて発売されたレンズであるが,それより少し前に発売されたKonica Acom-1と組みあわせても,よく似合う。

仕事関係の調べ物をするために,広島市中央図書館へ行った。用事が終わっても,外はまだ明るい。
 40mmレンズは,標準レンズとよばれるものの範疇に含まれると思うし,ファインダーを覗いたときは標準レンズを使っている感覚だった。しかし,これで撮った写真は,思ったよりも広角な印象を受ける。標準レンズではなく「準広角レンズ」とよばれることもあることを,納得する。

Konica Acom-1, HEXANON AR 40mm F1.8, Konica100

スナップ的に撮るような場合には,そのわずかに広角気味なところが好都合である。じゅうぶんに広い範囲が写る一方で,広角レンズを使ったときのような不自然さが感じられない。

Konica Acom-1, HEXANON AR 40mm F1.8, Konica100

スペック上の魅力は,焦点距離40mm台のいわゆるパンケーキレンズとしては例の少ない,開放F1.8という大口径レンズであることだ。

Konica Acom-1, HEXANON AR 40mm F1.8, Konica100

開放付近で撮影したときの被写体の浮き上がりは,50mmレンズとは大きく印象が異なる。標準レンズではなく,大口径広角レンズの雰囲気だ。とくに,後ろボケが素直で,好印象である。

Konica Acom-1, HEXANON AR 40mm F1.8, Konica100

少し絞った状態で撮れば,遠景の描写に文句はない。しかし,このレンズは大口径の広角気味なレンズであることが特徴だ。最短撮影距離付近の被写体を,開放で撮りたいものであるが,コニカの一眼レフカメラはシャッター速度優先AEであることが残念である。


← 前のページ もくじ 次のページ →