撮影日記 |
---|
2018年06月15日(金) 天気:雨のち晴安いレンズは上級者向け?今日,八百富写真機店で救出したサンのズームレンズ YS-85 (85-210mm F4.5)の試し撮りをすることにした(2018年6月10日の日記を参照)。ただし,どうしても暗くなってからの撮影になること,それにもかかわらず三脚を用意できないので,私が所有するなかでは比較的高感度撮影にも問題の少ないディジタルカメラ,Nikon D300を使うことにする。 Nikon D300, SUN ZOOM 85-210mm F4.5 (YS-85)雨が降る夕方であり,すでにあまり明るくない。感度を高めに設定し,手持ちで撮影する。このレンズはニコンのAi機構に対応していないが,レンズの根元が細いために,Ai連動ピンと干渉しない。絞りリングと露出計の連動ができないが,開放で使えば問題はない。どのみち,じゅうぶんに速いシャッター速度を使うために,開放で撮影するつもりだった。 Nikon D300, SUN ZOOM 85-210mm F4.5 (YS-85)ほかの用事を済ませているうちに,すっかり暗くなった。発光体にほどよくフレアがかってくれるのは好都合だが,ピントをあわせたつもりのポイントが,いまひとつシャープに見えない。 Nikon D300, SUN ZOOM 85-210mm F4.5 (YS-85)レンズの描写はいまひとつだが,Nikon D300は夜景を無難に描いてくれる。そして,ボケの気にならない場面であれば,画像がきたなく見えることもない。発光体にフレアがかかるのは,そういう面でも好都合となる。 Nikon D300, SUN ZOOM 85-210mm F4.5 (YS-85)そして,きちんとピントがあえば,それなりにシャープな線が得られる。 Nikon D300, SUN ZOOM 85-210mm F4.5 (YS-85)撮像素子がいわゆるAPS-CサイズのNikon D300での試し撮りなので,周辺部の描写については確認できていない。ここまでのことのみから,このレンズは「雑に撮ればきたない画像しか得られない」が,「きちんと丁寧に撮ればふつうにシャープな画像が得られそう」であることが見えてきた。つまり,かつて「サンのズームレンズは画質が悪い」という印象を抱いていたのは,単に自分たちがヘタクソだった可能性が高くなってきた。 明日は土曜日で,仕事はお休みである。それならば,土曜日の昼間に試し撮りをすればよいのではないか?と思われたことだろう。今日は,中央図書館ですこし調べ物をしたくて,広島市内中心部方面に出かけたのである。試し撮りは,そのついでにおこなった,ということである。 Nikon D300, AF-S DX Zoom-NIKKOR 18-70mm F3.5-4.5G IF ED中央図書館へ向かったときは,まだ雨が降っていた。中央図書館で調べ物を済ませると雨が止みかけていたので,平和公園へ向かう。そして空を見上げると,虹がかかっていた。日没前の短時間だが,久しぶりに虹を眺めることができた。なんとも,間がよかったものである。これも,久しぶりに持ち出したレンズだ。 |
← 前のページ | もくじ | 次のページ → |