撮影日記


2018年06月02日(土) 天気:晴

Nikon F-M42マウントアダプタ

先月,AliExpressを通じて,リチウムイオンバッテリー「103450」を注文した。しかし,いつまでたっても追跡システムに配送状況が反映されない。そこで定期的に,AliExpressのWebサイトを確認することになる。そのとき,このような製品を見かけた。

ニコンFマウントのボディに,M42マウントのレンズを取りつけるための,マウントアダプタである。
 ニコンFマウントのボディは,フランジバック(フィルムあるいは撮像素子面から,レンズのマウント面までの距離)が46.5mmとされており,M42マウントの45.5mmにくらべると長い。このマウント面にあわせてM42マウントのレンズを装着すると,レンズが全体に1mmほど繰り出された状態になる。その分だけ近距離にピントがあうことになり,無限遠にピントがあわない。そこにマウントアダプタの厚みがくわわるのだからさらに近距離にピントがあうことになり,接写にしか使えなくなる場合もある。
 ところが,このたび取り寄せたマウントアダプタは,かなり薄いものである。無限遠にピントをあわせることは無理としても,中距離くらいにはピントがあうかもしれないことが期待できる。

M42マウントのレンズを装着しても,無限遠にピントがあわない。かといって,高倍率での接写ができるようなものでもない。このような,中途半端に思えるマウントアダプタを購入した理由は,たった1つ。
 「とても安い」と感じたからだ。
 購入日(4月27日)に表示されていた金額は0.96ドル,そして「無料配送」である。カードから引き落とされた金額は109円となっていたので,100円ショップの商品と同じ金額ということになる。ただし,商品の到着までには,約1箇月という時間が必要であった。しかし,ほんとうにこんな価格でよいものか?

ところで,ペンタックスのKマウントのフランジバックは,45.5mmとされており,M42マウントと同じである。ペンタックス純正のマウントアダプタは,Kマウントのなかにすっぽりとおさまってマウント面が等しくなるようにつくられている(2018年5月19日の日記を参照)ので,M42マウントのレンズを装着しても無限遠にピントをあわせることができる。


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