撮影日記 |
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2018年01月01日(月) 天気:曇撮り初めはコニカ私は,日本カメラショー「カメラ総合カタログ」に掲載された,すべてのメーカーのカメラを一通り体験したいと考えている。しかしながら,すべてのメーカーのすべての機種を入手することは,容易ではない。それでもせめて,すべてのメーカーのすべてのシリーズくらいは体験してみたい。「すべてのシリーズ」というのはじつにあいまいな表現であるが,たとえば一眼レフカメラであれば,各メーカーのメカニカルシャッター時代のもの,AEが一般的になった時代のもの,オートフォーカス式になったものを最低1機種ずつ入手する,というくらいには考えておきたい。 それでも少しずつ,入手していないメーカーの一眼レフカメラとの出会いを求めてきた。昨年は,まだ入手していなかったメーカーの一眼レフカメラのうち,チノン(2017年7月27日の日記を参照)とコニカの一眼レフカメラを入手できた。 コニカの一眼レフカメラは,大きく2つのシリーズにわけることができる。 Konica Acom-1, HEXANON AR 50mm F1.7, Konica 100入手したコニカの一眼レフカメラのうち,まずはKonica Acom-1にフィルムを装填し,その感触をたしかめている。HEXANON AR 50mm F1.7レンズの描写は,やや硬調に感じられる。昨年末より,2005年が使用期限の業務用コニカカラー100を使って撮っているが,とくに大きな問題は感じられない。 今日は,初詣にあわせて,コニカで「撮り初め」としよう。 Konica Acom-1, HEXANON AR 50mm F1.7, Konica 100明るい曇り空で,光や影がはっきりしない。境内には大勢の人がいて,それなりに賑わっているが,目立つ被写体がなかなか見つけられない。焚火のそばにいる人を浮き上がらせるべく,開放に近い絞りで撮ろうと考えたが,ふだんは絞り優先AEで撮影することが多いため,シャッター速度優先AEで撮ることにはどうしても違和感がある。 Konica Acom-1, HEXANON AR 50mm F1.7, Konica 100たくさんの「おみくじ」がくくりつけられた状態は,初詣の時期によく見られる被写体の1つである。 Konica Acom-1, HEXANON AR 50mm F1.7, Konica 100ともかく,あいまいな空模様であり,派手な光や影が見られない。さまざまな花が咲き誇るような場所ではなく,色彩の面でも地味である。それならばむしろ,静かな印象につながるように撮ってみるのもよいかもしれない。 Konica Acom-1, HEXANON AR 50mm F1.7, Konica 100Konica Acom-1は,1976年に発売されている。このころ各メーカーとも,それまでよりも小型で軽量な一眼レフカメラをラインアップさせていた。Konica Acom-1も,そのような機種の1つである。標準レンズの素性もよく,動作も軽快である点には,好印象を抱く。一方,絞り優先AEが使えない点は,個人的にはどうしてもなじめそうにない。だから,コニカの一眼レフカメラを使う機会は,今後もあまり多くないとは思う。 |
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