撮影日記 |
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2017年11月04日(土) 天気:山陽は晴れ,山陰は雨意外と使える?期限切れフィルムフィルムというものは,「生もの」である。古くなると,新鮮なときにくらべて「味」が落ちてしまう。具体的には,感度の低下や色バランスの変化などがある。さらに,保管状態がよくないと,カブリが生じるなどまったく使えないものになってしまう。そのため,フィルムというものには賞味期限ならぬ,使用期限というものが設定されている。 納品されたインデックスプリントを見たところでは,思ったよりもまっとうな画像が得られている。 FUJI Silvi F2.8, Konica 100これを撮った日はよく晴れていて,澄んだ青空が広がっていた。広角側が24mmまで使える,FUJI Silvi F2.8のズームレンズはじつに好都合である。よく晴れた日でほぼ順光だから,きれいに写るのが当然の条件である。期限切れフィルムでありながら,その点にはこたえてくれていると評価できる。 FUJI Silvi F2.8, Konica 100こちらは,カメラにとっては少々厳しい,逆光気味の条件で撮ったものになる。中央付近がやや赤みに転んでいるように見えるのは,逆光の影響であろうか。このコマの中央付近だけにカブリが生じているという,奇跡のような状態がおこるとは思えないので,フィルムに悪い影響が出ているのではなく,撮影時の状況によるものだと思いたい。 FUJI Silvi F2.8, Konica 100青空と日陰の組みあわせは,全体に青くなってしまいがちで,どの程度に色を調整するべきか,判断に迷う。(上部のカブリは,スキャン時に生じたもの。) FUJI Silvi F2.8, Konica 100このコマは,判断に迷いながらも,おおむね納得できる程度の色に調整することができた。実際には,このフィルム本来の発色特性が,経年劣化によってずれている可能性は高い。しかし,あくまでもネガカラーフィルムなのだから,自分が思うように補正してしまえばよいのである。補正して,納得のいく範囲にできるならば,このフィルムは「まだ使える」と判断してよいだろう。 なにより,保管状態が思ったほど悪くなかった,ということだろう。 |
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