撮影日記


2017年11月03日(金) 天気:はれ

球根を収穫するまでが「球根ガチャ」です

昨年秋に,チューリップの球根を植えた。販売店で荷崩れ事故があり,そのために色や品種が混ざって区別できなくなったことから,「訳アリ商品」として通常よりも安価に販売されたものである。変わり咲きのものなど,レアで高価な品種が混ざっている可能性があることから,「球根ガチャ」とよばれるようになっていた。販売店では商品が売り物にならなくなったことからかなりの損害も覚悟していたらしいが,安価なせいもあり早々に完売したそうだ。どんな花が咲くかわからないという楽しさと,いつもよりも多くの球根を植えたことで,すっかり楽しませていただいたものだ。
 花が咲き終わったあとのチューリップは,うまく手入れができると,球根が太って翌年も花を咲かせられるようになる。この春に花が咲いた球根のうち,翌年も花を咲かせてくれそうなくらいに球根が太ってくれたのは,13個しかなかった。だから,1つの鉢にまとめて植えよう。どんな花をさかせた球根だったか,もうまったくわからない。どんな花が咲くのかは,春になってのお楽しみである。
 「球根ガチャ」は,花が咲き終わってもまだ楽しめる。翌年のための太った球根を収穫するまでが,1回の「球根ガチャ」である。

「球根ガチャ」は,完売するとともに話題にもなったようだ。この春には,意図的に混ぜられた「球根ガチャ」が正式な商品として発売された。昨年の「球根ガチャ」が楽しかったので早々に予約注文をした。商品が届いたのは,9月になってからのこと。

じゅうぶんに涼しくなったので,届いた「球根ガチャ」を植えることにした。購入した球根は「50連ガチャ」の2個セット,すなわち合計100球である。100球の球根を植えるために,昨年は,大量に植木鉢やプランターを買い足した。昨年よりも詰め気味に植えたところ,植木鉢やプランターが余ってしまった。

言いかえれば,球根が足りないのである。
 来年は,さらに多くの球根を買うようにしようか。
 いや,それよりも,花が咲いたのちの球根をじゅうぶんに太らせるようにしよう。花が咲いた後に,じゅうぶんに太った球根を収穫するまでが,「球根ガチャ」である。


← 前のページ もくじ 次のページ →