撮影日記


2017年08月25日(金) 天気:晴

IX-NIKKOR 60-180mm F4.5-5.6は,使えるぞ!

IX-NIKKORは,Nikon PRONEAシリーズ専用の交換レンズである。後部が大きくつきだしているため,PRONEA以外のボディには装着できなくなっている。しかし,ネジをはずしてつきだしているカバーをとりのぞけば,PRONEA以外のボディにも装着できるようになる。そのようにして装着できても,後玉がミラーの動作と干渉することがあり,撮影できない場合があるこれは,できるだけ望遠側にズーミングした状態で使うようにすることで,回避できた(2017年8月24日の日記を参照)。

しかしIX-NIKKORは,ライカ判より画面サイズの小さなAPS一眼レフカメラ専用レンズである。ライカ判のカメラで使うと,四隅がケラレるのではないだろうか?これを確認するには,実際に撮影してみるのがいちばん確実だ。
 すぐに結果を見たいから,ディジタル一眼レフカメラを使おう。

Kodak DCS Pro 14n, IX-NIKKOR 60-180mm F4.5-5.6

四隅がケラレることもなく写ってくれた。コンパクトで軽量なレンズだから,大きめのボディと組みあわせると,レンズの重さを感じないくらいである。

Kodak DCS Pro 14n, IX-NIKKOR 60-180mm F4.5-5.6

逆光気味の状態でも,とくに気にならない。

Kodak DCS Pro 14n, IX-NIKKOR 60-180mm F4.5-5.6

だから順光状態ならば,発色等に関してはなにも言うことはない。しかし,歪曲があるようにも感じる。次回は,その影響がわかりやすそうなものを撮ってたしかめてみよう。

結論として,IX-NIKKOR 60-180mm F4.5-5.6は,「PRONEA以外のボディでも使える」場合があることがわかった。
 後部のカバーをとりのぞく必要があるが,ネジをはずすだけなので「改造」というようなものではない。もちろん,元にもどすことも容易である。ただし実際に撮影するときには,ミラーの動作と干渉しないように,ズームの位置が60mm〜80mmあたりでの使用をさけるように注意すること。そこさえ気をつければ,とてもコンパクトで軽量な望遠ズームレンズとして使うことができる。
 こうなると,ほかのIX-NIKKORも同じように使えるのかどうか,気になってくる。
 ふたたびIX-NIKKORを救出できる機会があったら,こんどは迷わず保護することにしようと思う。

ただし,これはメーカーさんが想定していた使い方とは異なる。たとえばミラーの動作との干渉によって,カメラボディが故障することが起こるかもしれない。大がかりな工作等の必要はないが,これでも改造したことになるので,同様のことを試すときは自分自身の責任においておこなうこと。


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