撮影日記


2017年05月02日(火) 天気:晴れ

存在を忘れていたカモミール

「ハーブ」という単語を国語辞典で確認すると,「薬草」あるいは「香草」などの意味で使われていることがわかる。「ハーブ」は,英語では「herb」と綴る。「herb」という単語を英和辞典で確認すると,「薬草」「香料」などの意味があり,単に「草」という意味もあることもわかる。たまたま,よい香りがしたり,利用することでなんらかの効果が感じられたりするだけで,その本質は「草」なのである。その名前を知らなければ,「雑草」としてしか認識されないだろう。
 使っていない植木鉢に,見慣れない「雑草」が生えてきた。葉の形が,ずっと以前に植えていたことがあるフェンネルに似たようだったので,花が咲いた後にできた種がこぼれたものが,今ごろ芽をだしたのかな?と思い,ようすを見ていた。しばらくして,フェンネルではないことは明確になった。形が違うし,葉に匂いがまったくない。それでも,どことなくハーブっぽいものだったので放置していたところ,花が咲いた。

Kodak DCS 460, Ai Micro-NIKKOR 200mm F4

この花を見て,ようやく思い出す。

Kodak DCS 460, AF Micro-NIKKOR 105mm F2.8S

この植木鉢には,カモミール(ジャーマン・カモミール)の種を蒔いていたのだった(笑)。せっかく芽を出してくれたものを,あわてて抜かずに正解だ。

Kodak DCS 460, AF Micro-NIKKOR 105mm F2.8S

カモミールであれば,利用するのは花である。

Kodak DCS Pro 14n, AF Micro-NIKKOR 105mm F2.8S

花を摘み取り,カップに入れる。お湯を注げば,カモミール・ティーとなる。

Kodak DCS Pro 14n, AF Micro-NIKKOR 105mm F2.8S

カモミールの花の甘い香りは,気分を落ち着けてくれる。のんびり過ごす,よく晴れた午後のこと。


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