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撮影日記
2017年04月14日(金) 天気：晴川に漂う花と船今日も，よく晴れている。サクラの花を楽しめるのも，今日がさいごだろう。この10日間ほど，ほぼ毎日のようにそう考えていた。しかし結局，咲きはじめてからたっぷり２週間以上，サクラの花を楽しめたことになる。 
Kodak DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-EDまずは，小型の漁船が気になる存在だ。多くは，シジミ漁のためのものらしい。太田川で採れるシジミは「ザ・広島ブランド」(広島の特産品で特に優れたものを広島市が認定したもの(*1))の1つ「太田川しじみ」として認定されており(*2)，朝からお昼にかけては，このような船が多く見られる(2011年4月14日の日記も参照)。 
Kodak DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED「太田川しじみ」は，広島市のデルタを構成する川のうち，太田川放水路を除いた川で採取されている(*3)。区域はほぼ，かつての海岸線までの範囲に相当し，その範囲内では広島県内水面漁業協同組合連合会(*4)が漁業権を設定している。 
Kodak DCS Pro 14n, AF Zoom-NIKKOR ED 70-300mm F4-5.6D漁船のほか，工事用の台船の姿もよく見かけるし，掃除の船もよく見かける(2016年12月21日の日記を参照)。 
Kodak DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-EDこれらの「お仕事」のための船のほか，一般の人が乗船することのできる遊覧船もこの川を通っている。 
Kodak DCS Pro 14n, AF Zoom-NIKKOR ED 70-300mm F4-5.6D手前の小さな船は，「雁木タクシー」と称する船だ。広島市内の川に多数残っている雁木(川へ降りるための石段)を乗り降りのために利用している(*5)。日常生活における交通手段としては利用されていないが，観光遊覧船としてはすっかり風景としても定着している。 
Kodak DCS Pro 14n, AF Zoom-NIKKOR ED 70-300mm F4-5.6D「雁木タクシー」の後ろにあるのは，川の遊覧船「バールン」である(2011年6月30日の日記を参照)。どちらも，川沿いのサクラがよく見えるよう，サクラに近づいたり川の中央へ戻ったりしながら，寺町ないしは「楠木の大雁木」付近までやってきて，出発地点である平和記念公園へもどる。 広島へ観光等で訪れた人にとってもおもしろいと思うが，広島市内に住んでいる人にとっても，ふだんとはちがった目線から広島市内を眺めることができるのがおもしろい(2015年3月21日の日記を参照)。川沿いから船を眺めるのもよいが，機会を見つけて，ぜひ乗ってみることもおすすめしたい。たとえば，県外からご友人が来られたときなどに，いっしょに乗ってみるのはどうだろうか？(2007年1月14日の日記を参照) 
Kodak DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-EDサクラの見ごろがピークを過ぎたいま，水面には散った花びらとともに，さまざまな船の姿が浮かんでいるのである。 
Kodak DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED
＊１ ザ・広島ブランドとは (広島市)
＊２ 太田川しじみ (広島市)
＊３ 太田川しじみ(PDF) (広島市)
＊４ 広島の内水面 (広島県内水面漁業協同組合連合会)
＊５ 雁木タクシーについて (NPO法人 雁木組) |
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