撮影日記


2017年02月03日(金) 天気:晴

ダイソーを侮るなかれ
108円で楽しめる魚眼レンズ風の視界

ダイソーに立ち寄ったとき,「スマホ用魚眼レンズ」と書いてあるパッケージが目に入ったので,買ってきた。なかから出てきたのは,こんな部品だ。

クリップとレンズとが一体になったものである。使うときにはクリップ部で,スマートフォン本体をはさむ。スマートフォンに内蔵されたディジタルカメラの,撮影レンズを覆うように取りつける。レンズが隅のほうについており,極端に厚みがあるものでなければ,多くの機種に取りつけが可能であろう。

では,実際に撮ってみよう。

NTT DoCoMo P-01D, Daiso Fisheye Lens

NTT DoCoMoのP-01Dに装着して撮影した。いわゆる円形魚眼レンズとして使えるようだが,NTT DoCoMo P-01Dとの組みあわせでは,写る像は完全な円形にはならないようだ。

NTT DoCoMo P-01D, Daiso Fisheye Lens

魚眼レンズなど超広角レンズは,被写体に接近するほうがおもしろい。すると,被写体の迫力が増すのである。

NTT DoCoMo P-01D, Daiso Fisheye Lens

これは,太陽がちょうど幹で隠れるような位置で撮ったものである。周辺部の像の乱れが,目立っている。

NTT DoCoMo P-01D, Daiso Fisheye Lens

さすがに周辺部の画像は激しく乱れ,遠景の描写は苦手なように見えるが,これだけ楽しめるレンズが108円で買えるというのは,じつにありがたいことである。なにせ,108円なのだ。ダイソーに立ち寄ったときに見かけたら,ついでに買っておくとよいだろう。ダイソーの商品は,あとになってからさがすと,もうどこにも売っていなくて悲しい思いをすることがあるのだ(2009年1月31日の日記を参照)。100円の腕時計シリーズは,あいからわず多種多様なものが売られているようだが(2012年4月3日の日記を参照)。

このスマホ魚眼レンズは,ふつうのコンパクトディジタルカメラでも使える場合がある。
 FUJI FinePix Z5fdのように,レンズがボディの端にあり,ボディがあまり厚くなく,しかもレンズが飛び出さない場合である。撮像素子のサイズがじゅうぶんに小さければ,イメージサークルの面でも問題なく使えると予想される。

FUJI FinePix Z5fd, Daiso Fisheye Lens

レンズをもっとも短焦点側にすると,ほぼ円形の画像を得ることができた。しかし,あまり広い範囲が写らないようである。このレンズと相性のよい,スマートフォンあるいはディジタルカメラを見出すことができれば,かなり楽しめるのではないだろうか。
 ともあれ108円なのだから,とりあえず買っておいても損はないと思うぞ。


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