撮影日記


2015年10月25日(日) 天気:晴

やっぱり単焦点EDレンズだぜ

最近もっともよく使用しているレンズの1つに,AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-EDがある。昨年,中古品を購入したものだが,とくにNikon F80との組みあわせでよく使う。なんと言ってもズーム比で5倍,超広角域から中望遠域まで,標準域をはさんだ高倍率ズームレンズである。これが,便利でないはずはない。このレンズと,Nikon F80との組みあわせは,私にとって最強の「横着セット」なのである。
 このレンズはもちろん,ディジタル一眼レフカメラでも使える。ただし,撮像素子がAPS-Cサイズのものの場合は,撮影される範囲が焦点距離で1.5倍になった状態に相当するものに限定される。フィルム(ライカ判)では24mmといえば超広角域だが,撮像素子がAPS-Cサイズのディジタルカメラでは,ライカ判の36mmレンズに相当する範囲に限定される。そのかわりに望遠域はライカ判の180mm相当の本格的な望遠効果を楽しめる状態になる。やや望遠寄りになるものの,それでもズーム比が5倍の,標準域をはさんだ高倍率ズームレンズとして使えるのである。
 しかし,VR(手ブレ補正)機能付きだから,とにかく気軽に撮ることができる。

FUJI FinePix S2Pro, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED (2015.09.13)

気軽に撮ることができるのは,ありがたいことである。しかしその反面,ついつい無造作に撮ってしまいがちである。また,このように動くものを撮るときには,少しでも速いシャッター速度を使いたい(露光時間を短くしたい)。
 そうなると,単焦点レンズの出番となる。

FUJI FinePix S2Pro, AF NIKKOR ED 180mm F2.8S (2015.10.25)

やはり,どことなくすっきりした感じがする。焦点距離が異なるとはいえ,高倍率ズームレンズと単焦点レンズの差は,明らかに存在するのであろう。あまり意味のないことであるが,下のように撮影した画像を拡大して表示すると,細かいところまで見えてうれしくなってくる。古いレンズと古いディジタルカメラとの組みあわせでも,この結果だ。

FUJI FinePix S2Pro, AF NIKKOR ED 180mm F2.8S (2015.10.25)

とくにこのレンズは,個人的に「きれいに撮れそうな気がする」と感じているレンズの1つだ。このレンズを買ってすぐのころに撮った写真を見て,「やっぱり単焦点EDレンズはすごいぜ」と,勝手に納得していたものである。

Nikon F3, AF NIKKOR ED 180mm F2.8S, EB

← 前のページ もくじ 次のページ →