撮影日記 |
---|
2013年06月29日(土) 天気:曇のち晴太陽の沈む場所 夕陽を撮るのはやっぱり冬にしようしばらく前から,宮島へ,夕陽を見に行こうと考えていた。訪れるのは,12月半ばがいい。なぜならば,沈む夕陽が海に反射しそこをちょうどフェリーが横切る,という写真を撮ることができるからだ。 Nikon F-801, AF Zoom-NIKKOR ED 70-300mm F4-5.6D, ED (1998年12月13日撮影)この場所からあらためて,もっと望遠レンズで撮ったり,あるいは,もっと大きなフォーマットで撮ったりしてみたいのである。太陽の沈む位置は,季節によって異なる。冬に太陽は南寄りを通り,夏には北寄りを通る。この写真を撮ったのは,冬至に近いころ。すなわち太陽が,もっとも南寄りを通る時期である。それに対していまは夏至を過ぎたばかり。太陽がもっとも北寄りを通る時期だ。だから,このような写真の位置に太陽が沈むことはない。しかし,この写真を撮ったのは15年も前のことになる。いまでもこの場所へ行くことは可能だろうか,木が茂って写真を撮れなくなっていないだろうかなどを確かめておきたく,宮島に行ってみることにした。 さて,その結論。 Rolleiflex automat, Tessar 7.5cm F4.5, NEOPAN 100 ACROSともあれ,この冬にこそ,あらためてここへ写真を撮りにこようと決めたのだった。 今日はいわゆる観光シーズンではないとはいえ,宮島を訪れる人はけっして少なくはない。 Rolleiflex automat, Tessar 7.5cm F4.5, NEOPAN 100 ACROS広島市内方面から宮島を訪れるときは,広島電鉄の1日乗車券(*1)を利用するのが,もっとも安く行けるだろう。広電の電車全線と,宮島口を宮島とを結ぶ宮島松大汽船に,1日中なんども乗車乗船が可能なきっぷだ。840円(おとな)なので,広島市内と宮島とをただ往復するだけよりも安い。だが,今日は,このきっぷを使っていない。なぜならば,このきっぷでは,JRのフェリーに乗れないのである。JRのフェリーならば,このように厳島神社の大鳥居の沖を通ってくれる。どちらのフェリーを利用するかを選択できるならば,少なくとも宮島への行きは,JRのフェリーを使いたい。 Rolleiflex automat, Tessar 7.5cm F4.5, NEOPAN 100 ACROS島のなかも,それなりの人出である。そうはいっても,ピークの時期にくらべれば少ないもの。17時になろうかどうかというのに,食堂などは早々に閉店してしまっている。島内観光の人力車も,いまのところ利用する人がいないようだ。 Rolleiflex automat, Tessar 7.5cm F4.5, NEOPAN 100 ACROSこの人力車たちは,厳島神社の社殿の出口付近に陣取っている。観光客がもっともよく通る場所である,といえるだろう。 Rolleiflex automat, Tessar 7.5cm F4.5, NEOPAN 100 ACROSそれでも,ちょっと裏を覗けば,人通りはめっきり少ない。 Rolleiflex automat, Tessar 7.5cm F4.5, NEOPAN 100 ACROSなんだかんだ言っても宮島は,日本三景の1つ。世界遺産の島。全国的に見ても,いや全世界的に見ても,著名な観光地の1つであると言える場所だ。そんな場所に,午後からのこのこ出かけていけるのは,広島に住むことの利点の1つである,ということにしておこう。 Rolleiflex automat, Tessar 7.5cm F4.5, NEOPAN 100 ACROS
*1 お得な乗車券〜一日乗車乗船券 (広電電車カンパニー) |
← 前のページ | もくじ | 次のページ → |