撮影日記


2026年02月09日(月) 天気:晴

はじめの1本は28mm単焦点レンズ

先月末あたりから,とくに東北日本の日本海側では災害級の豪雪とよばれる状態になっている。広島市内ではそれほどでもないものの,昨日午後からは雪が激しく降るようになった。今朝はきれいに晴れ渡った空が広がっているが,路面には雪が残っており,そしてほぼ凍結している。歩くのも自動車の運転にも,注意が必要な状況である。それでも,お昼ごろにはほぼ問題のない状態になってきた。

さまざまな事情があって近いうちにNikon Z5を買うことになったため,そこで使えるレンズを確保するためにまずは純正のマウントアダプタ「FTZ II」を購入した(2026年2月6日の日記を参照)。このマウントアダプタにはピントリングを駆動するためのモーターが内蔵されていないため,ボディ側のモーターでピントリングを駆動するタイプのオートフォーカス用レンズでは,オートフォーカス撮影ができないものである。それに対して,純正ではないマウントアダプタを組み合わせることで,そういうタイプのオートフォーカス用レンズでオートフォーカス撮影をおこなう方法があることを教えていただいたが,それはまた将来的に考えることにする。
 まずは「AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED」を使えるようにしておけばよいし,すでにFマウント用で購入しているものと同じような焦点距離のレンズをあらためてZマウント用に購入するのも,あまりおもしろくない。そうはいっても,安価な標準ズームレンズでもいいから,なにか1つくらいZマウント専用のレンズを確保して使っておきたい。現在のZマウント用レンズのラインアップを眺めていると,すでにFマウント用で購入してはいるが,ずっと以前から買いかえてもよいかと考えていたレンズが1つあることを思い出した。
 それは,マニュアルフォーカスの単焦点レンズ,Ai NIKKOR 28mm F2.8である。

このレンズを買いかえたいと考えていたのは,最短撮影距離の点である。Ai NIKKOR 28mm F2.8(1977年発売)の最短撮影距離は,0.3mである。

それに対して後継モデルのAi NIKKOR 28mm F2.8S(1981年発売)は,0.2mとなっている。広角レンズは,漠然と広い範囲を撮るよりも,被写体に接近して遠近感を誇張できるような撮り方をするのが楽しいと思っているので,この0.1mの差には魅力を感じていたものである。1990年代には,シグマが発売する28mm F1.8という明るい広角レンズが話題になったことがあるものの,28mmくらいの単焦点レンズは,ライカ判カメラ用としてはすでに流行らないものであると思っていた。それだけに,ニコンZシリーズ用にNIKKOR Z 28mm F2.8というさほど大口径でもない平凡とも思えるようなスペックのレンズがラインアップされていることは意外であった。(*1)
 そして,このレンズはとても安価である。そもそもが,いわゆるAPS-Cサイズの撮像素子をもつNikon Zfcというカメラのキットレンズとして用意されたレンズだと聞くと,そのスペックにも安価なことにも納得がいく。そのような経緯のレンズであるが,ライカ判サイズの撮像素子をもつカメラにも対応しているという。さらに,Special Editionというタイプのものであれば,Ai NIKKOR 28mm F2.8時代のレンズと同じようなシルバーのリングが鏡胴に巻かれている。前玉があまりにも小さく,どうみてもカッコよいとは思えないものの,最短撮影距離が0.19mということなのでこの機会に買っておくことにした。
 価格最優先ということで,中古品を探すことにする。キットレンズとしても供給されたことを物語るかのように,「カメラのキタムラ」の「ネット中古」でも流通している数が多い。数は多いが,価格はほぼ一定であり,どれも「気にならない程度の傷や,撮影の問題にならない程度のホコリがある」というものばかりであった。そんななかから選んだものは,「元箱,説明書,前後キャップ,フード」が付属しているというものである。1つにだけ,「フード」が付属しているというのである。

そして,無事にレンズを受け取ってきた。実際に付属していたフードは,金属製でずっしりとした感じのあるものであった。NIKKOR Z 28mm F2.8は「小型軽量」もセールスポイントの1つであるから,このような重量級のフードをつけることは,そのアピールポイントをスポイルすることになる。しかしこのフードがあるだけで,レンズの前玉があまりにも小さなものであることが,あまり気にならなくなった。

NIKKOR Z 28mm F2.8には,旧来の多くのAi NIKKORと同様に,フィルタ径が52mmであるという地味で大きな特徴がある。Ai NIKKOR 28mm F2.8に用意されていたフードをつけるとどうなるか,見た目と効果の面から,確認してみたいものである。

当初、NIKKOR Z 28mm F2.8には純正のフードが設定されていなかったが、最近になってHN-43というものが発売された。(*2)

*1 NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition) (株式会社ニコン)
https://nij.nikon.com/products/lineup/nikkor/zmount/nikkor_z_28mm_f28_special_edition/

*2 レンズフード HN-43 (株式会社ニコン)
https://nij.nikon.com/products/lineup/accessory/lenshood/hn-43/


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