撮影日記 |
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2016年11月06日(日) 天気:晴三段滝で小鳥の群れを見た「広島県」と聞くと,「海」をイメージする人が多いのではないだろうか。 広島県全体がすっぽりとはまる長方形を考えたとき,一昨日の早朝に訪れた常清滝(2016年11月4日の日記を参照)は,そのほぼ中央付近に位置する。常清滝から北西へ進路をとって島根県にはいり,西へ進んだのちに南下してふたたび広島県にもどれば,天狗シデの群生で有名な大朝に至る(2016年11月5日の日記を参照)。お昼ころまで天狗シデを撮影した後,こんどこそ三段峡の三段滝へ向かうことにした。そこは,広島県の西の端に近いところになる。 三段峡の駐車場に到着したのは,13時ころ。予定よりすっかり遅くなったので,もうまったく急ぐ必要はない。期待したほど進行していないものの,紅葉は楽しめる状況だ。よく晴れているため,峡谷のなかは相対的にかなり暗い状況になる。日の当たっている紅葉した葉が,水面にきれいに反射してくれた。 Kodak DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-EDそして三段滝に着いたとき,時刻は14時を過ぎていた。よく晴れた日の午後には,滝の上部にはよく日があたっていても,下部は完全に日陰になっている。だから,三段滝全体を撮りたいときは,早朝が好都合なのである。早朝なら,人も少ないのでそういう意味でも好都合だ。ただし,クマにはいちおう気をつけたほうがよい。 Kodak DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-EDこういうときは,展望台から滝全体を撮ることはあきらめる。低い位置で,落ちてくる水の迫力をおもにねらうことにしよう。 Kodak DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED展望台にもどり一息ついているとと,多くの鳥が群れている。気がついてずいぶんたってから,いちおうカメラを向けたものだが,それでもこれだけ多くの鳥が群れている。残念ながら私には,この鳥の名前はわからない。小型の鳥であるが,三段滝でこれだけの鳥の群れを見た記憶はない。 Kodak DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED珍しいことのように思うが,私がこれまでまったく気にしていなかっただけのことで,珍しいことではないのかもしれない。 Kodak DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED三段滝から駐車場への道は,ほぼ西へ向かうことになる。時刻はまだ15時ころだが,今時期は日没が早い。ほとんど夕方の光線は,ときとしてフォトジェニックな光景をうみ出すように思う。 Kodak DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED光線は,最高だ。 Kodak DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-EDこういうとき,わざとピンボケにしてみるのも,おもしろい。ほどよくピンボケになれば,光る葉がそれぞれ一定の面積をもった点になり,新印象派の点描画のような雰囲気になる。 Kodak DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-EDただし,過ぎたるは及ばざるがごとし。
*1 都道府県別面積の順位 (国土交通省国土地理院,平成27年10月1日現在)
*2 広島県の文化財 - 瓢箪島 (広島県教育委員会) |
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