撮影日記


2025年05月20日(火) 天気:晴

今年はウズアジサイに期待する

今年は,例年きっちりと咲いてきたハナモモがついに開花しなかった(2025年4月4日の日記を参照)。そのかわりというわけではないと思うが,ここ数年,ほとんど咲いてくれなかったアジサイに,多くのつぼみがついているのが確認できている。

LUMIX DMC-FX07 (LEICA DC VARIO-ELMARIT 4.6mm〜16.8mm F2.8〜F5.6)

ここ数日は,Panasonicから発売された,LUMIX DMC-FX07というコンパクトデジタルカメラを持ち歩いている。いろいろなシーンモードが用意されているが,プログラムAEだけで自由に絞りやシャッター速度などを選択できるようなカメラではない。マクロモードでは,内蔵のズームレンズをもっとも広角側にしたときの最短撮影距離が5cmになるので,こういうお手軽な接写をするには好都合である。今月初めに,パナソニックが大規模な人員削減を発表したからPanasonicのカメラを使ってみている,というわけではない(かもしれない)。

このアジサイは,よく見られるアジサイとは少し変わっているもので,ウズアジサイとよばれるものに該当するようである。
 アジサイの原種は,ガクアジサイとよばれるものである。これは,本来の小さな花のまわりを,より大きな花びらのようにみえる「萼(がく)」が取り囲んでいるものである。このような部分は,装飾花とよばれる。一般的なアジサイの花は,装飾花とされる部分だけが球状になっているものである。これは,ガクアジサイを品種改良したものであるとされている。ガクアジサイの「ガク」は,装飾花である「萼」を意味するのではなく,装飾花が額縁のように取り囲んでいることをあらわすことから名づけられているようであり,「ガクアジサイ」の「ガク」を漢字であらわすときは「萼」ではなく「額」が使われる。
 ウズアジサイも,ガクアジサイとよばれるものから品種改良されたものであり,装飾花の部分が丸まっているところが特徴になっているものである。

ともあれここ数年は,あまりしっかりと咲いてくれなかったこともあり,2018年より後にこれをきちんと撮影したデータやフィルムが見あたらない。2018年のときは,6月はじめに開花しはじめ,6月半ばに見ごろ撮りごろを迎えていた(2018年6月17日の日記を参照)。今年は久しぶりに,いろいろと撮ってみようと思う。

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