撮影日記


2022年05月01日(日) 天気:晴

マミヤUのカラーバリエーション

 Mamiya Uは,1981年7月に発売されたフラッシュを内蔵したコンパクトカメラである。発売当時,フラッシュを内蔵したカメラとしては,とても小さなものの1つとされていた。巻き上げは背面のノブによっておこない,ピント調整は目測式である。巻き戻しクランクはカメラの底部にあり,電源は単4型電池を使用するなど,小型化のための工夫がいろいろ施されている。

Mamiya Uのシルバーモデルを入手した。
 これによって,ブラックモデルとシルバーモデルがそろったことになる。当初は,ブラックモデルだけが発売されていて,シルバーモデルは1981年10月に追加されている。そのころ,一眼レフカメラにもシルバーモデルとブラックモデルがラインアップされていることが多かった。その場合,ブラックモデルのほうが高い価格が設定されているのがふつうであった。Mamiya Uは,ブラックモデルが33,800円であったのに対して,シルバーモデルが高価な35,000円という価格が設定されていた。

入手したものには,カメラ本体だけではなく,元箱や取扱説明書なども含まれていた。このような「紙もの」がそろっているのは,貴重である。
 Mamiya Uには,オプション品として「おくのてクン」というものが用意されていた。これは,カメラケースあるいはテーブル三脚として使用ができるものである。日本カメラショー「カメラ総合カタログ」には,オプション品として掲載されていない。また,付属品としての案内もない。そのため,なんらかのキャンペーン等における,特別な「おまけ」だったのではないかと思われる。このたび入手したセットには,「おくのてクン」も含まれていた。これにも,箱や説明書が残されており,貴重なものが入手できたことに満足している。

この「おくのてクン」は,手の部分が黄色いものだが,以前に入手した「おくのてクン」は,手の部分が青いものだった(2015年9月16日の日記を参照)。Mamiya Uは,カメラ本体だけではなく,こんな愉快なオプション品にも,カラーバリエーションが用意されていたということらしい。


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