撮影日記 |
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2021年02月18日(木) 天気:晴よくわからない漂白のはたらき2年ほど前に,カラーネガフィルムをモノクロフィルム用の現像液で処理するとどうなるか,試したことがあった(2018年2月13日の日記を参照)。試したフィルムは,使用期限を大幅に超過した,コニカの業務用カラーネガフィルム(感度400)のものである。これを,フジのモノクロフィルム NEOPAN 100 ACROSと同じ条件で,ミクロファインで現像したところ,像がほとんど見えなかった。ミクロファインではなく,SPDで現像すると,ミクロファインで現像したときよりは明確に像が出た。しかしながら,フィルムベースの色が濃く,そのフィルムをスキャンすることは容易ではなかった。 モノクロネガフィルムの処理は,現像→停止→定着という工程を経るのが一般的である。それに対してカラーネガフィルムの処理は,発色現像→漂白→定着という工程を経るのが一般的である。カラーネガフィルムを処理すると,フィルムベースの色はそれなりに薄くなって,像を確認しやすくなる。フィルムベースの色が薄くなる工程は,もしかすると漂白になるのではないだろうか,と思い,試してみることにした。 使用期限を大幅に超過した,コニカの業務用カラーネガフィルム(感度100)を試し撮りに使ったものの,現像を依頼せずに放っていたものがあった。試し撮りのフィルムだから,写したものにとくに意味はない。処理に失敗しても,惜しくはない。これをミクロファインで現像し,カラーペーパー用漂白定着液で処理した。 モノクロ用の現像液と定着液だけで処理したのでは,フィルムベースがまっ黒になってまったく使いものにならないところだが,これならいちおう透けて見える。像がかなり薄いが,像が見えるのである。しかし,このことをtwitter上で報告したところ,「漂白すると,銀画像が消える。」というご指摘をいただいた。増が薄いのは,銀による画像が消えかけているのであろう。 同じく,使用期限を大幅に超過した,コニカの業務用カラーネガフィルム(感度100)を処理したものである。 |
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